ザオ族の女性4人、SNSで知り合って騙され国外に売られる
2015年11月01日付 VietnamPlus 紙
ラオカイ省国際国境警備駐屯部隊は11月1日、国外に売られた4人の被害者を保護し、家族の元に戻ったと公表した。
被害者は、2000年生まれのバン・ティ・T、1997年生まれのグエン・ティ・D、1998年生まれのバン・ティ・U、2002年生まれのバン・ティ・Lの4人で、皆ラオカイ省ヴァンバン県在住のザオ族だった。
これより先の10月29日、ラオカイ省国際国境警備駐屯部隊は、騙されて中国に売られたという4人を助けてほしいとの家族からの届出を受けた。届出によると、4人は二人の首謀者に騙され、10月24日に中国に入国した。
届出を受けたラオカイ省国際国境警備駐屯部隊は、事実確認を行うとともに、中国の国境警備警察に文書で通報し、協力して手がかりの捜索を行った。
両国の関係当局は、専門的な捜査手法により、4人が売春組織に売られる寸前に発見し、無事救出した。
4人は捜査当局に対し、二人の首謀者とソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS、どのサービスかは不明)で知り合い、電話を通じ、遊びに行かないかと誘われたと供述した。
すっかり信じ切ってしまった4人は、まんまと二人の首謀者に騙されて中国に売られ、中国到着後は、人身売買のブローカーらに監禁され、逃げようとしたら殺すぞと脅かされたという。
無事保護された4人は、心理的なケアとサポートのため、ラオカイ省国際国境警備駐屯部隊からラオカイ省の人身売買被害者受け入れ支援センターに引き渡された。
ラオカイ省国際国境警備駐屯部隊のグエン・ヴァン・トゥアン政治委員(中佐)によると、2015年初からこれまでに、同駐屯部隊は中国河口国境警備警察と協力し、4件の国境を超えた人身売買を阻止し、数十人の被害者を救出した。
本事件は現在、関係当局により、詳細を明らかにするための捜査が行われている。
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( 翻訳者:佐久間凱士 )
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