首相、日本が日越大学プロジェクトを促進することに期待
2015年12月08日付 VietnamPlus 紙
12月8日昼、政府事務局において、グエン・タン・ズン首相は、グエン・シン・フン国会議長の招きを受けてベトナム訪問中の日本の参議院山崎正昭議長と会見を行った。
ズン首相は、山崎議長を歓迎し、フン国会議長との会談の結果を高く評価した。又、日本の参議院、衆議院が、ベトナムの国会および国民との協力活動をより緊密に推進していくよう希望を表明した。首相は、日本の参議院議長の訪問は、越日議員間の協力の効果を向上させるだけでなく、両国が発展し、国民間で友好的心情が高まることにも貢献していると確信している。
ズン首相は、二国間関係についても言及し、ベトナムと日本の両国会の協力関係を促進するためにベトナム政府と国民は精一杯支援し、努力していくと述べた。
これを基盤とし、両国国会は、双方の利益や平和、発展のために、あらゆる分野で両政府が支援を継続し、団結を強化し、又、協力を促進していくとした。
ズン首相は、両国の戦略的パートナーシップ関係があらゆる分野で力強く発展していることに喜びを表し、政治、外交、国防・安全保障の各分野で団結をより強化し、国際フォーラムの場で互いの立場を支持し合い、農業、教育、貿易、投資などの各分野での協力プロジェクトを早期に促進することを期待している。
ベトナムとしては、インフラ強化のため、日本の国会、政府が、今後も高いレベルのODA援助を持続することや、日本で生活し、働いているベトナムの看護師、留学生を対象とした面を拡大し、両国の関係の発展と維持のための強固な架け橋となるよう希望すると述べた。
又、ズン首相は、2016年から学生を募集し、早期に活動を開始できるよう、日本参議院議長が越日大学プロジェクトを促進するため声を挙げ具体的な行動を早く起こすことに期待を表明した。
首相は、南シナ海の現状におけるベトナムの見解や立場を明確にし、南シナ海における平和、安定、安全を保障することは、世界中がこの地域を通過し、海路の貨物輸送の割合が極めて高いことから、域内の国々だけでなく、国際社会にとっても極めて重要な意味を持つと強調した。
首相は、先般の東アジアサミットで取り上げた、各国および国際社会と共に、地域と世界の平和、安定のため、1982年の海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)を基本として、平和的手段によって南シナ海問題を解決するとのベトナムの見解を繰り返し述べた。
山崎議長は、ベトナムを訪問し、ズン首相に会う機会を得られて光栄であり、時間を割いて対応してもらったことに謹んで感謝すると述べた。又、2011年に日本で地震が発生した際のベトナムからの人員の派遣や支援に謝意を表した。
議長はベトナムの国と人々に対する好感を伝え、現在までのベトナムの力強い発展、特にインフラ分野に関して高く評価した。又、両国の協力プロジェクトが成功していることに喜びを表し、双方のポテンシャルを発揮できるよう、 両国の戦略的パートナーシップが今後も力強く発展していくように、引き続き一層支援し貢献していくと述べた。
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( 翻訳者:本間美帆 )
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