ベトナムはさらに多くの看護師・介護士の日本への派遣に期待
2015年12月15日付 VietnamPlus 紙
ヴー・ドゥック・ダム副首相は、医療の質の向上はベトナムが関心を寄せている問題であると強調し、日本ベトナム経済連携協定(EPA)の枠組みに従って、今後より多くのベトナムの看護師・介護士が日本で訓練を受け働くことに期待を表明した。
12月15日午後、ベトナムを訪問中の逢沢一郎衆議院国家基本対策委員会委員長との会見において、ダム副首相は、ベトナムと日本との広範な戦略的パートナー関係は、これまでにあらゆる分野で急速かつ飛躍的発展を遂げてきていると強調した。日本はベトナムにとって第一に重要で、長期的なパートナーである。ベトナムは日本との政治的信頼醸成、友好関係および全面的協力関係の不断の深化を非常に重視し、またこれを期待している。
ダム副首相は、9月のグエン・フー・チョン党書記長の日本公式訪問で、双方が、ベトナムと日本の広範な戦略的パートナーシップ関係の促進とさらなる深化という大きな方向性を統一した日越共同ビジョンの声明を共に発出し、両国関係が力強くかつ持続的に発展するための盤石な基盤が作られたと述べた。
副首相によると、ここ20年以上にわたる日本の国会、政府、国民からのODA(政府開発援助)を通じた貴重な援助は、ベトナムの経済社会の発展、飢餓撲滅と貧困削減のため建設的な貢献を果たしてきた。ノイバイ空港の第2ターミナルやニャッタン橋(2015年1月に開通)といった、日本の援助を伴った多くの重要な案件は、二国間の友好的関係の象徴である。
ダム副首相は、ベトナム政府として、日本企業がベトナムで投資・ビジネスを行うため、より有利な環境を整備することを引き続き努力し、同時に、日本とともにベトナムにおける投資環境改善に関する日越共同イニシアティブ第6フェーズの効果的展開に努力していくことを確認した。
ダム副首相の歓迎に感謝した上で、逢沢委員長は、ベトナムの病院の三つの医療案件に対するODA援助締結式への参加や、医療分野におけるいくつかの協力プログラムに関するベトナムの関係各省庁・機関との協議といった、今回のベトナム訪問中に自らが行った諸活動をダム副首相に報告した。
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( 翻訳者:奥山貴子 )
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