ホアンサ・チュオンサの主権がベトナムにあることを証明する65の地図を展示
2016年03月31日付 VietnamPlus 紙

 3月30日、タイビン省博物館において、情報通信省とタイビン省人民委員会の共催により「ベトナムのホアンサ(訳注:中国語名は西沙、英語名はパラセル)とチュオンサ(訳注:中国語名は南沙、英語名はスプラトリー) -歴史的・法的証拠」の地図と資料の展示会が開幕した。
 展示会は、国内外の研究者によってこれまでに公表された資料をあつめた11の印刷物・文書・資料群と100近くの地図を展示している。
 この展示会では、チュオンサ・ホアンサの両諸島における主権の確立・行使・防衛の過程を確認できる17世紀から20世紀初頭までに公布された漢喃・ベトナム語・フランス語による文書、両諸島とベトナムの領土に属す他の島々・海域に対する主権を行使・防衛したことを確認できるベトナムの政権の行政文書などの主な資料群を紹介し、両諸島などに対する主権の行使と主権の防衛闘争にまつわる物や写真を収集している。
 なかでも、ベトナムと西洋が17世紀から今までに公表した、チュオンサ・ホアンサの両諸島に対するベトナムの主権を証明する65枚を含む収集品が展示されている。このうち中国の封建王朝によって出版・発行された30枚の地図は、中国がこれらの二つの諸島に対する主権を管理も宣言もしていないことを示している。
 グエン・ミン・ホン情報通信省次官は開幕式での挨拶で、展示会で展示されている各資料や展示品は、中国を含む国内外で収集された貴重な資料であり、これらの二つの諸島に対するベトナムの主権を証明する証拠であり法的根拠であるとした。
 この展示会はまた、チュオンサ・ホアンサの両諸島に対する主権の防衛と確認において、幹部、人民、特に若い世代の意識、団結心、責任感を高めるのにも貢献する
 この展示会の終了後、展示されたすべての地図や資料は情報通信省によってタイビン省に寄贈される。この展示会は4月3日まで開かれる。

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( 翻訳者:一橋弘人 )
( 記事ID:2385 )