ニャチャンのホテルが中国人客をボイコットしたことの真偽
2016年05月17日付 VietnamPlus 紙


 5月17日、カインホア省文化スポーツ観光局長のグエン・カック・ハー氏は、近頃ウェブニュースやソーシャルネットワークのページの一部に掲載された、ニャチャン市のホテルや喫茶店が中国人観光客を「ボイコットした」という情報は完全に誤った事実であると肯定した。
 上記の写真や内容はネット新聞からの情報をそのまま取り出した情報であるが、2014年5月の時点に発行されたものである。当時、中国はベトナムの海域に石油リグ「海洋981」を違法に設置していた。
 グエン・カック・ハー氏は、2年前の情報を今になって再掲載することは多くの人を誤解させ、カインホア省の観光環境に悪い影響を与え、「文明的で親しみやすい訪問先、カインホア-ニャチャン」の観光分野のブランド構築における地方の目標に逆行すると説明した。現在、中国人観光客数は見学やバカンスにここを訪れる外国人観光客リストのトップに立っている。
 カインホア省人民委員会指導部は省の責任ある機関に調査を実施するよう指導した。それを通じて、現在の時点では、似たようないかなるケースも発生していないことが分かった。
 カインホア省文化スポーツ観光部門の統計資料によれば、同省は今年最初のわずか3か月でのべ27万2000人以上の外国人観光客を迎えた。中国の大都市からカムラン(カインホア省)の国際空港までの航空直行便開設のおかげで、カインホア省を訪れる中国人観光客数はのべ10万7000人以上に達している。これは、国籍別のランキングでトップに立つ数字で、去年の同時期の約5倍に増えている。

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( 翻訳者:鈴木加奈 )
( 記事ID:2588 )