ベトナムにおけるインターネットの自由は反駁できない事実
2016年05月28日付 VietnamPlus 紙


 先ごろ、バラク・オバマ米大統領がベトナム訪問を終了した。訪問の成功は、時事ニュースや、国内外の政治家・学者・専門家たちの分析、論評を通して明確に世論に反映された。
 しかし、一部の外国メディアは、オバマ大統領のベトナム訪問中、ベトナムが「Facebookを遮断した」とする事実でない情報を故意に報じている。この悪意ある意図的な情報は、一部の反動分子、反対勢力が個人のサイト上に流出させたものである。
 何年も前から、重要な政治ないし外交行事があるたびに、一部のインターネット上に、体制に反対し、民族大団結を破壊し、経済、社会、国防・安全保障、外交の各分野における国の発展の成果を否認することを目的に、ベトナムの党と国家に関する事実を歪曲・捏造した情報が出現してきた。しかし、その誤った情報には事実が正しく反映されておらず完全には検証できないことから、国民に受け入れられなかった。
 実際、インターネットが誕生して以来、世界が極めて大きく変化したことは否定できない。人々は、インターネットに接しそれを使用することにより、生活習慣、思考方法、そして行動様式に関して大きく変化した。それぞれの国家におけるインターネットの管理方法とそのレベルは異なっているのである。
 チュオン・ミン・トゥアン情報通信大臣は、ベトナムはソーシャルネットワーキングサービスを禁止しておらず、他の多くの国々と同じようにソーシャルネットワーキングサービスの問題点と負の側面について調整を図っているに過ぎないと何度も強調した。
 2010年から今日まで連続して、ベトナムは世界で最もインターネット利用者数の多い20か国の中に入っている。昨年、国際インターネットデータ統計団体(internetworldstats)が発表したデータによると、2015年6月までにベトナムでは4,550万人がインターネットを利用している。これは人口の48%を占めており、インターネット利用者数では中国(6億7,400万人)、インド(3億5,400万人)、日本(1億1,490万人)、インドネシア(7,300万人)、フィリピン(4,710万人)に続き、アジアで6番目に位置している。
 2000年より以前のベトナムのインターネット利用者数(平均約200,000人)と比較して、15年間でベトナムのインターネット利用者数は200倍以上に上った。
 Facebookのみについて見れば、現在ベトナムは、利用者数の増加水準において世界でトップクラスに位置する国々の一員となっている。これは、ベトナムで多くの人々が好む有益な情報を共有する手段となっており、利用者である多くの若者の関心を惹きつけている。
 Facebookだけでなく、ベトナム人には情報にアクセスするための様々な方法がある。ここ数年、ベトナムの電子通信は未だかつて見たことがないほどに著しく発展している。数百もの電子新聞や電子雑誌が生まれ、数千もの総合電子通信ページが承認され、多くの個人的なブログに加え、多くのソーシャルネットワーキングサービスが登録されている。
 ベトナム政府や多くの国家機関でさえ、今や国民に情報を伝える手段としてソーシャルネットワーキングサービスを利用している。こうしたことから、ベトナムにおけるインターネットの自由はもはや反駁できない事実であると言うことができる。すなわち、ベトナムはインターネットと非常に親密な関係にある国家であるとも言える。

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( 翻訳者:森本真由、山森美佳 )
( 記事ID:2637 )