日本大使とガン国会議長の会談:「ベトナム国会はODAの監察と保障を強化する」
2016年06月08日付 VietnamPlus 紙


 6月8日午後、グエン・ティ・キム・ガン国会議長は深田博史駐ベトナム日本国大使と会見を行った。
 ガン議長は深田大使との会見にあたり喜びの意を表明し、越日関係が一層力強く進んでいくよう協力を強化し促進していく上での大使の役割と貢献を高く評価した。
 会見の機会に、議長は日本がG7会合およびG7拡大会合の開催を成功裡に収めたことに祝意を述べた。
 ガン議長は、両国国会関係を含め越日協力関係が発展していることを高く評価し、今後も引き続き日本が対越ODA支援に関心を寄せていくことに期待すると述べた。また、ベトナム国会としてODAに対する監察を強化し、かつ最も効果的に資金を活用していくと強調した。
 会見において、議長は、先日日本で行われた両国首相による首脳会談で合意されたように、干ばつや塩害の問題に対する中長期策の策定に際するベトナムへの協力・支援を求めた。
 一方、ベトナムは日本の国会が、技能実習生の受入れについて職業、人数、受入条件を拡大する法律を可決する準備を行っていることに関心を寄せている。議長は、大使が、この協力分野において日本がベトナムを優先するよう促すことに期待すると述べた。
 大使を通じて、議長は、日本の衆議院議長の早期訪越を招待する旨を伝達した。
 深田大使は、議長がベトナム初の女性国会議長に選出されたことを祝福した。大使はベトナムでの任期において、ベトナムと日本の協力関係が一層効果的に深化していることに喜びの意を表明した。
 これまでの両国ハイレベル指導者間の訪問、交流について触れ、大使は今後、日本がベトナムの人材開発支援のためのODAの実施を引き続き支持すると述べた。
 気候変動への対応について安倍晋三総理は、ベトナムにおける干ばつや塩害などの諸問題を解決するため、250万米ドルの緊急無償資金供与を支援すること、およびベトナムにおける堤防の建設や湖水の維持のようなインフラ整備を支援すること等を宣言した。
 大使は、7月に日本における参院選選挙の実施後、多くの日本の国会議員が、両国国会および議員の交流・協力関係をより密接なものにするため、ベトナムを訪れるだろうと伝えた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:森本真由 )
( 記事ID:2665 )