「『アホック』の住民登録証100万人分は、政治的圧力に縛られない知事再選への市民意欲の証」
2016年06月22日付 Kompas 紙
2016年6月20日、ジャワとスマトラ地域のゴルカル党首都知事選挙対策委員ヌスロン・ワヒド氏、ゴルカル党本部にて
ジャカルタ、KOMPAS.com配信
ジャワとスマトラ地域のゴルカル党首都知事選挙対策委員、ヌスロン・ワヒド氏は、2017年の首都知事選を控える現職バスキ・プルナマ(通称:アホック)知事を支持する住民登録証(KTP)が100万も集まったことを高く評価した。(*注釈1)
ヌスロン氏は、現代の若者が未来のリーダーや国民の将来に関心を寄せることはほとんどなくなった、と見ている。それどころか、非政治的な傾向すら示している、という。
「100万もの住民登録証が集まったことが表すのは、政治が前へ進む道のりを妨げるような政治的な圧力、プラグマティズム、政治的取り引きに煩わされない、そんな知事候補を求める市民の意欲である」と同氏は6月20日にジャカルタのスリピにあるゴルカル党本部にて述べた。
ジャカルタ特別州のゴルカル党地方指導部は、中央指導部のレベルでもバスキ現知事を支持するよう正式に推薦している、と同氏は続けた。
支持はしているが、ゴルカル党としてバスキ現知事に政党路線への移行を強要することはない、と同氏は述べた。
「これからの課題は政党を通していくのか、それとも無所属でいるか。われわれは『トゥマン・アホック(Teman Ahok:バスキ州知事の支持団体)』とアホック現知事に最後は委ねたい」と同氏は述べた。
アホック現知事は、2017年の首都知事選候補者としての自身の擁立に関わる今後のステップを話し合うため、支持派のゴルカル党、全国民主党、ハヌラ党の3党と面会する。
この会合は、支持団体「トゥマン・アホック」がバスキ現知事の支持者100万人の住民登録証のコピー収集に成功したのを受けて計画された。「このあとは、可能ならば話し合いのため3党揃って会うつもりだ」とバスキ現知事は、去る6月19日にプジャテン館にある「トゥマン・アホック」の本部にて述べた。
同知事は、「トゥマン・アホック」との会議の後、この方針を伝えた。上述の会合の中で、同知事と「トゥマン・アホック」は、同知事を支援する政党にも、バスキ現知事担ぎ出しのチャンスを開いた。
ただし同知事と同団体は、各政党に正式な声明文を出すよう求めている。「われわれは、支持されてきたこと感謝している。しかし、ことを速やかに進めたいなら、異存がない以上どうぞご支援を。でも、いったい声明文はどこなのだ」と同知事は述べた。
注釈1:同知事選に無所属で出馬する場合、地方首長選法に基づき、前回選挙の有権者数の7.5%
(約53万2213人)分の有権者の署名と住民登録証(KTP)のコピーを集める必要がある。
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