ベトナムを破壊しようとする反動組織の陰謀を暴く
2016年05月27日付 VietnamPlus 紙
ハノイ市ドンダー区ランハ地区の第9選挙区で投票する有権者
ハノイ市ドンダー区ランハ地区の第9選挙区で投票する有権者

 2016年から2021年までを任期とするベトナムの第14期国会議員選挙および地方の各レベルの人民評議会議員選挙の最中や事後に、国内外の敵対勢力や反動勢力が民主的自由や人権、国内で開催されるイベントを利用して、ベトナム革命を破壊し、特に第14期国会議員選挙を歪曲宣伝しようとした陰謀、その活動の方法や手段に関する記事をラオス治安省の治安新聞が報道した。そうした報道を通し、「敵対勢力による和平演変」の陰謀と闘うラオスの人民と治安部隊に革命に対する覚悟や警戒心を啓発した。
 報道によると、反動勢力は企てを実行するため、主体的に、時には極めて大胆かつ公然と、政治的日和見分子や、ベトナム革命に反対する思想を持つ国内や海外亡命中の不満分子を取り込んだり、ベトナムの経済社会発展のための路線、考え方、政策を歪曲宣伝する資料や情報を流布した。
 そうした各分子らはソーシャルネットワークサービスを使って、「自由な立候補」運動を呼びかけ、鼓舞した。自由に立候補しようとする人々が国会議員選挙に立候補するために必要な要素や基準を満たしていないとして立候補できなくなると、各分子らは「選挙のボイコット」を呼びかけた。
 彼らは、今回の第14期国会議員選挙および地方の各レベルの人民評議会議員選挙の選挙期間をベトナム共産党の指導に対する人民の疑念や信頼の失墜をもたらすチャンスだととらえた。
 特に留意すべき点は、反動組織「ベトタン」(ベトナム革新党/Vietnam Reform Party)やその他の反動組織がベトナムからタイ、マレーシアに組織の要員を派遣し、「カラー革命」や「非暴力闘争」による政権転覆のための方法を訓練している点である。これら各分子の手口の一つは、ベトナム共産党の役割について多くの人々が誤った認識を持つよう歪曲すべく力を注ぐことである。
 ホーチミン市においても、これら各分子は知識人や学生らに対する訓練を4回も開催し、その数は数十人にもなり、「ベトタン」の支部を形成し、大規模な工業区で人々に訴訟を起こさせたりして、勢力を拡大した。さらに、米国政府への大規模な請願書の署名運動なども行った。
 ベトナム共産党第12回党大会の開催以降、公安当局は「ベトタン」らの反動組織がベトナムでの「カラー革命」の訓練として、「反中」デモを利用していたという陰謀の証拠を多数押収した。選挙前の各反革命勢力の破壊的陰謀の本質は、各分子がこれまでに既に確認してきた「和平演変」という戦略目標の段階的な実現を目指すものであった。
 報道は次のように結論付けている:「一連の実際の状況を見ると、ベトナム革命に反対する敵対勢力の破壊活動は、その強力さ、性質、内容、さらには方法や手口において、益々激化している。ベトナムの社会主義体制を否定し、転換させようとするための歪曲は、帝国主義や反革命勢力が過去数十年、実践してきたものであり、決して変わらぬことのない目標であるということを我々ははっきりと認識しておく必要がある。それ故、敵対勢力のそうした陰謀や意図を失敗させるためにも、警戒心を高め、断固として闘争していくことが必要である」。

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( 翻訳者:橋本実穂、嘉田浩 )
( 記事ID:2675 )