ベトナムと中国、少数民族地区の経済促進で協力
2016年06月03日付 VietnamPlus 紙
イエンバイ省人民委員会、景勝地ムーカンチャイ棚田の写真を中国国家民族委員会に贈呈
6月3日、中国国家民族委員会副主任の李昭氏を団長とする同委員会の工作団が西北地方指導委員会常任機関を訪れ、民族工作に関して理解を深めた。
協議において、両者は両国の民族政策や、西北地方の各省と中国の少数民族同胞地区の各省の経済・社会発展状況について互いに情報を伝えあった。
協議での発表で、西北地方指導委員会副委員長のホアン・ティ・ハイン氏は、過去数年、ベトナムの党・国家・政府が、広くは全国の、狭くは西北地方の少数民族同胞地区の社会・経済を発展させるために多くの支援政策を採ってきたことを強調した。特に、西北地方の各省は党の方針・路線と国家の政策を地方の実情に合わせて創造的に実施してきた。そのため同地方の少数民族同胞の物質的・精神的生活は徐々に、物質面でも精神面でも、明らかに改善をしている。国家や西北地方の大量の投資プログラムのおかげで、西北地方山間部の農村、特に奥地の困難地区の農村の様相は一変した。
ホアン・ティ・ハイン氏は、ベトナムと中国の少数民族同胞地区は非常に多くの類似点があるとしている。中国国家民族委員会の工作団が来越して理解を深め、情報を交換し、経験を分かち合い協力することは、両国間や両国国境地方の各省間の友好協力関係をより強めるであろう。同時にこれは、それぞれの国の少数民族同胞への社会・経済発展のための投資の効果を高めるために、両者が学びあう良い機会ともなる。
西北地方指導委員会指導部の懇ろな歓迎に感謝して李昭氏は、中国とベトナムの少数民族同胞はいずれも僻地で特に困難な経済条件の地方で集中して居住している、と述べた。両国とも、中央から地方まで民族工作に責任を負う機関を有している。両国の党・国家は、少数民族同胞向けの多くの政策を持っており、民族工作に関心を寄せている。インフラへの投資、これらの地方の社会・経済の安定した発展を促すための幹部の養成、各民族間の平等で団結した関係を恒常的に維持することなどである。
李昭氏は、少数民族同胞向けの政策の実施において、双方が経験を交換し、分かち合い、協力すること、少数民族同胞地区における社会・経済が日増しに発展することを促すために各分野での協力関係を強めてゆくことを望んだ。
同日、中国国家民族委員会の工作団は、イエンバイ省の少数民族同胞向けの政策実施に関して同省人民委員会と協議をし、同省イエンビン県ヴァンラン社の総合経済発展モデルを訪れた。
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( 翻訳者:山田英輝 )
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