６月15日、アジア開発銀行(ADB)と東方株式銀行(OCB)は、ADBの貿易援助プログラム(TFP)参加文書に調印した。
　ADBはベトナムの貿易活動の支援のため、毎年2000万ドルにのぼる保証を供給する。
　OCBの参加に伴い、TFPプログラムは現在ベトナムに12のパートナーとなる銀行を持つことになる。
　ADBの貿易援助プログラムの代表であるスティーブン・ベック氏によると、今回の合意により、ADBとOCBは中小企業を含む各企業の輸出入業を援助する。
　この数年間においてベトナムは常に、TFPプログラムが展開されている20の発展途上市場における最も積極的な市場トップ5つの1つであった。
　これまでに当プログラムは4479件もの取引を実現し、ベトナムにおける貿易業務の援助は69億ドル以上にも及ぶ。このうち約75％が中小企業への援助である。
　ベトナムでの貸出金と保証を提供すると同時に、TFPプログラムは貿易援助への理解と専門性を強化するためのシンポジウムや専門的な会議を実施する。これにより、ベトナムでより多くの輸出・輸入関連業者を支援、援助することが出来る。
　2009年から、232億ドル以上に及ぶ約11500件の取引を通じ、TFPプログラムは東南アジア地域の8000か所以上の中小企業に対して援助を行った。その内訳には、商品、生産財から医療設備、消費財にいたる様々な分野がある。

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（ 翻訳者:仁比祥太 ）
（ 記事ID:2701 )