ホーチミン市の域内総生産が7.47%増
2016年06月20日付 VietnamPlus 紙
ホーチミン市のスーパーマーケット「サイゴン・コープ」で買い物をする顧客・消費者
今年上半期、ホーチミン市の経済は、引き続き、昨年の同時期と比べて高い成長率に達した。
国内投資は良い成果をおさめ、企業の経営活動も安定しはじめ、より効果的になっている。
これらは、6月20日午後開かれた、社会経済、国防安全保障、今年上半期の歳入の状況と、今年下半期の重点任務や方策に関するホーチミン市人民委員会の会議で、示された情報である。
高い成長率を維持
ホーチミン市計画投資局のチャン・ティ・ビン・ミン副局長は次のように伝えた。「今年上半期、市の経済成長率は、引き続き昨年同期に比べて高かった。サービス、工業、農業の各分野において注目すべき成果を残した。商業サービスの分野では、輸出入部門が引き続き発展している。小売・サービス業の総売上も輸出額も昨年同期より大幅な増加となり、市の経済成長全体にかなりの貢献をした。」
ホーチミン市人民委員会によれば、今年上半期の同市の域内総生産(GRDP)は、476兆9,000億ドンにのぼり、前年同期比で7.47%増となる見通しである。その中でも、サービス業は7.7%増、工業・建設分野は7.5%増、農業分野は5.6%増であった。
産業別GRDP構成比をみると、サービス業が53.9%、工業・建設業が29.3%、農業が0.6%を占めている。同様に、工業生産額も大きく増えた。問題解決策が効果的に実施されたことから、市内の企業の資金に関する困難な状況がタイムリーに解決され、経営生産活動が促進されたのである。
この上半期で、鉱工業指数は昨年同時期と比べて6.9%伸びる見通しだ。このうち、成長が大きい分野は、飲料、非鉄金属製品、機械設備などである。特にホーチミン市の4つの重点産業分野(機械製造、エレクトロニクス、化学薬品・ゴム・樹脂、食糧食品の精製加工)が、市場拡大、設備の刷新のための投資、製品の質と競争力の向上を先導している。
昨年同時期と比べ経済成長率が高いとはいえ、ホーチミン市人民委員会グエン・タイン・フォン委員長は以下のように述べた。「今年の年間成長率が少なくとも8%に達するように、今まで以上に効果のある具体的な措置をみつけ追加する必要がある。現在、幾つかの産業、業界は発展の膨大な可能性を秘めている。それゆえ、掲げた目標を達成するために、各産業分野と地方がしっかりと協力し、互いに歩幅を合わせていく必要がある。」
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( 翻訳者:仁比祥太、嘉田浩 )
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