ベトナム・ラオス国境代表団の第25回会合が６月20日、ダナン市で開催された。
　会合で、両国は、第24回会合以降の国境および国境ゲート管理、国境地帯での経済、ビジネス、文化、観光の発展、ベトナム・ラオス国境地区における規定外の移民および法的に認められていない婚姻の問題解決に関する政府レベルでの合意の実施等に関し、包括的にチェックし、評価した。
　双方は、両国間の国境管理が多くの積極的な成果を収めていることに喜びの意を示し、中でも目立った成果は、両国がベトナムとラオスの国境標識の補修・強化プロジェクトを完成させたこと、ベトナム・ラオスの国境線および国境標識に関する議定書やベトナム・ラオスの陸上の国境および国境ゲートの管理規制に関する新たな協定への調印などである。
　さらに、双方は、これまでの国境管理における協力が両国の国境地帯の治安や政治の安定、国防や社会の秩序・安全の強化、そして、経済、ビジネス、観光、文化などの面での友好協力関係の強化に積極的に貢献してきたと強調した。それにより、ベトナムとラオスの特別な伝統的友好関係と全面的な戦略的協力の強化にも貢献してきた。また、双方は、国境管理の過程で生じた困難を乗り越えてきた両国の各省・部門・地方の努力を称えるとともに、双方が今後、引き続き解決すべき問題を確認した。
　双方は、今後、両国の国境管理は現行の法的文書に従って推進する必要があること、また、新たな法的文書の発効に向け部内の法的手続きを早期に完了することで合意した。さらに、国境での経済、ビジネス、文化、観光の発展を目指す推進策の強化、国境ゲートの整備・発展、ベトナム・ラオス国境地区における自由移民および法的に認められていない婚姻の問題解決に関する政府レベルでの合意の実現などで合意した。
　会合の終了に際し、ベトナム側代表団団長のレ・ホアイ・チュン外務次官・国境委員会委員長とラオス側代表団団長のサルムサイ・コンマシット外相は、会合の議事録に署名し、ベトナム・ラオス国境代表団の第26回年次会合をラオスで開催し、具体的な日程については外交ルートを通じて決定することで合意した。
　６月20日午後、ダナン市のグエン・スアン・アイン党委書記はラオス国境代表団と会談した。会談でダナン市のアイン党委書記は、領土国境工作を初め、あらゆる分野でのベトナムとラオスの特別な伝統的友好協力関係を高く評価するとともに、両国の国境が団結、平和、安定、協力、確かな発展のための国境となるよう、両国の各省・部門・地方が積極的に協力を推進し、新たな協力の方策を検討していく必要があるとの期待を示した。

Tweet

この記事の原文はこちら

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:森本真由、山森美佳 ）
（ 記事ID:2740 )