首相、「ベトナム旧青年突撃隊隊員の会」と協議
2016年08月22日付 VietnamPlus 紙
意見を述べるグエン・スアン・フック首相
意見を述べるグエン・スアン・フック首相

 8月22日午前、グエン・スアン・フック首相は、旧青年突撃隊隊員に対する若干の制度・政策を解決するため、「ベトナム旧青年突撃隊隊員の会」と協議した。
 多くのケースが制度・政策を享受しておらず、同会の統計によれば、861人が烈士に公認されておらず、8713人が傷病兵に公認されていない。枯葉剤に汚染されている1万1108人と子供1636人がまだ制度の扱いを検討されていない。
 グエン・スアン・フック首相は協議で意見を述べ、党・国家は全国の旧青年突撃隊隊員に対する制度・政策の実現に常に関心を持っており、抗戦における旧青年突撃隊隊員の多大の貢献を高く評価し、旧青年突撃隊隊員に対する制度・政策は中央と地方の各級によって常に整備され最善の努力が払われている、とした。
 先の2016年6月、政府首相は、抗戦において任務をまっとうした旧青年突撃隊隊員に対する毎月の手当を36万ドン[訳注:16ドルほど]から54万ドン[訳注:24ドルほど]に引き上げることと他の幾つかの政策を決定した。
 同首相は、1965-1975年段階の抗戦に参加した南部の基礎の旧青年突撃隊隊員に対して制度の対象とする文書を策定する方針に同意した。
 同首相はまた、「旧青年突撃隊隊員の会」がこれまで多くの具体的な活動を行ない、旧青年突撃隊隊員のために正当な権利を保証してきたと高く評価するとともに、国家予算が多大の困難にぶつかっている中で「旧青年突撃隊隊員の会」の建議は常に党・国家によって時機を失することなく、しかるべく解決するよう関心をもたれているとした。
 制度・政策の申請書類の積み残し解決を求める「旧青年突撃隊隊員の会」の建議に関して、同首相は、労働・傷病兵・社会省に託し、具体的な解決方法によって5省で集中的に実験を行ない、2017年までに積み残し書類をすべて解決するように奮闘し、そのうち旧青年突撃隊隊員と制度を享受すべきなのに享受していない人々を重視する、と明らかにした。同首相はまた、資源・環境省と国防省に託し、両省が協働して枯葉剤汚染地区を点検・公表し、枯葉剤の汚染に直面している人々(その中には旧青年突撃隊隊員も含まれる)を確定するのに役立つ基礎とするとした。

訳注:青年突撃隊は1950年7月15日に創設された。青年突撃隊は軍隊ではないが、物資の運搬や道路建設などの後方支援に従事する準軍事組織。抗仏・抗米の2つの抗戦で、のべ約50万人が参加した。2013年9月の段階で、28万人の旧青年突撃隊隊員が制度を享受できるようになったが(そのうち烈士5000人、傷病兵9000人、身寄りのない老女の旧隊員4000人)、まだ14万人の旧隊員(烈士5000人、傷病兵7000人、枯葉剤被害者1万1000人)が制度を享受していないとされた(Báo Biên phòng điện tử 06-09-2013)。「ベトナム旧青年突撃隊隊員の会」が設立されたのは2004年12月。

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( 翻訳者:メディア翻訳ベトナム語班 )
( 記事ID:2784 )