各家庭をまわり電子ゴミを収集するキャンペーン開始
2016年10月04日付 VietnamPlus 紙
「ベトナムリサイクル」は、ホーチミン市や首都ハノイの直轄区域の一部において、各家庭をまわって電子ゴミを収集するキャンペーンを開始した。
このキャンペーンは、2016年10月から同年12月まで連続して行われる予定だ。キャンペーン中、試験的実施地域として選ばれた各社や各町会の人民委員会代表は、宣伝や電子ゴミ収集のために、ボランティアや「ベトナムリサイクル」のメンバーと共に各家庭をまわる。
「ベトナムリサイクル」のスポークマンであるミリアム・ラッセルニク氏はこのプログラムについて、家庭からの電子ゴミ収集キャンペーンは、人々のプログラムへの関心を引き付けることを狙いとしており、実際のところ、人々によって回収所に持ち込まれる電子ゴミの数量はまだかなり少ないと発表した。
そして、「直接家庭へ行き、電子機器が故障した時点ですぐに回収する方法で我々は人々に利便性をもたらす。そして、この方法によって彼らがプログラムの支援を続け、使用済みの電子機器をより積極的に回収所に持ち込んでくれることを期待する」という。
「同時に我々のメンバーはプログラムについて詳細に説明し、環境保護や我々の健康面から考えて、電子ゴミを正しいやり方でリサイクルすることの利益性を指摘する」とミリアム・ラッセルニク氏は述べた。
「ベトナムリサイクル」は、電子ゴミを環境に対して安全にかつ優しくリサイクルする規定を遵守する目的で、故障あるいは使用済み電子製品を無料で回収・リサイクルするプログラムを行っている。
最近になって、マイクロソフトモバイルベトナムは連盟に加入した。電子ゴミを収集する際の各生産者が担う役割は、ベトナム政府によって、7月初めに発効した第16号決定の中で強調されている。それによると、各生産者は自社製品の使用済みあるいは故障した電子設備を回収する責任を負っている。
予定では、電子ゴミを収集しリサイクルするプログラムは3万2,000世帯以上の家庭で行われるそうだ。ボランティアはリサイクルできるどんな電子ゴミも回収する。キャンペーンはホーチミン市の5つの区(1区,2区,4区,ビンタイン区,フーニュアン区)と、首都ハノイの3つの町会(ギアタン,クアンタイン,コーニュエ)で、10月8日から始まる。
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( 翻訳者:菊池紗希、西晶子 )
( 記事ID:2853 )