ベトナムは年に500万匹の犬を食べる世界第2位の犬肉消費国
2016年10月13日付 VietnamPlus 紙
ハノイ市の犬肉加工場での検査団
アジア犬保護同盟(ACPA)によると、ベトナム人は毎年約500万匹の犬を食べ、その消費量は中国に次いで世界第2位である。
具体的に、ACPAによる見積もりによれば、第1位の中国が年に約2000万匹の犬肉を消費しており、第2位のベトナムが約500万匹、第3位の韓国が200~300万匹である。
懸念すべきことは、犬の大部分がラオスやカンボジアといった国々から生け捕りにされていることと、この数字が十分な統計ではないことである。なぜなら犬肉の売買は(フィリピン、台湾、タイ、香港においては)違法行為であるが、大部分を占める(中国、ベトナム、韓国において)チェックされていないからである。
ACPA によると、犬肉は世界中で多く食されているが、アジアにおいて最も広く普及している。犬肉産業は、少ない屠殺資金の家内産業モデルから数十億ドル相当の産業にまで発展している。商業化のプロセスは、動物愛護と人間の健康の問題に関して多くの懸念を引き起こしている。
ベトナムにおける犬肉売買をやめさせ、人道と愛護の意識を高めるためのキャンペーンにおいて、最近ACPA は、疫病の検査、愛護基準の評価、人口流産、動物の生活改善などに関する主要テーマをめぐる収容施設管理技能訓練プログラムを開催した。
ベトナムにおける「ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(HSI)」代表のヴィー・タオ・グエンさんは、動物愛護・改善活動が世界の多くの国で行なわれてきており、人間と社会全体の発展との関係の中でその重要性が日増しに確認されていると述べている。過去数年、ベトナムでの動物救助と愛護・改善の活動は日増しに強まり、コミュニティーや所轄機関からしかるべき関心を持たれるようになっているという。
「ACPAは、救護グループの各会が動物の救護工作においてより効果的な活動をするのに資するため、彼らに必要で基本的な知識を身に着けてもらうことを期待して、ベトナムでボランティア活動をしている彼らへの技能訓練を支援している」とヴィー・タオ・グエンさんは述べている。
ACPA はHSI、アニマルズ・アジア、ソイ・ドッグ財団、CFAF(Change For Animals Foundation)を含む動物愛護団体によって設立された。
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( 翻訳者:一橋弘人 )
( 記事ID:2879 )