アメリカ、「緑のチュオンソン」プロジェクト実施に2400万ドルを支援へ
2016年10月20日付 VietnamPlus 紙
アメリカ国際開発庁(USAID)は「緑のチュオンソン」プロジェクトを発表した。これは、ベトナムが、森林と生物多様性の保護を通した、気候変動対応型で[温室効果ガスの]排出を削減する開発へと転換する過程を支援することがねらいだ。中部の各コミュニティの持続可能性を強化するためである。
USAIDが支援する「緑のチュオンソン」プロジェクトは、USAIDのアジア地域担当の補佐官であるグロリア・スティール氏によって、10月20日に開かれたクアンナム省人民委員会幹部との会議の中で発表された。
このプロジェクトは2016年から2020年にかけて、クアンナム省とトゥアティエン・フエ省の2省で実施され、費用はおよそ2,400万ドルである。
グロリア・スティール氏によると、このプロジェクトは気候変動対応型農業への投資の促進を行うとともに、ベトナムの自然の森林と生物多様性の保護を行うことを通して、住民の収入改善を目指して設計されているという。
現在、「クアンナム省とトゥアティエン・フエ省の両省は持続可能な発展をみせており、[温室効果ガス]排出を削減した経済成長を目指すベトナムの努力に貢献することができるだろう」とグロリア・スティール氏は強調した。
各省が組んで展開することで、USAIDの「緑のチュオンソン」プロジェクトはクアンナム省とトゥアティエン・フエ省の小規模農家の参加を促すだろう。そして、生計の改善、気候変動対応型農業への投資の強化と両省の自然の生物多様性の保護に役立つことだろう。
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( 翻訳者:武本侑馬 )
( 記事ID:2904 )