11月２日、北京で、中国国防相の常万全上将が、４日に成都で開催される第６回越中国防戦略対話に参加するため中国訪問中の、国防次官のグエン・チー・ヴィン上将率いるベトナム人民軍のハイレベル代表団の表敬を受けた。
　在北京の国営ベトナム通信社特派員によれば、万国防相は、この間、二国間の国防協力において、戦略対話、訪問団の往来、国境協力、教育・訓練、国連平和維持活動参加経験の交流など、前向きな多くの成果が達成されてきたと述べた。
　万国防相は、現在、越中国境国防友好年次交流のモデルをその他の隣国にも拡大することを検討していると述べた。万国防相は、中国は、両国の国防協力が一層深化し、効果的にかつ多様に進められることを期待している。
　ベトナム側から、ヴィン次官は、ベトナムの訪問団が今回の対話に参加するのは、中国との国防協力を多くの分野において実質的、多様な方向に強化し、越中包括的戦略パートナー関係がより効果的になるよう積極的に貢献するためのものであると述べた。
　双方は、両国の中央軍事委員会、国防省指導部が多くの分野で協力を推進し、国防関係が越中関係の重要な柱となるよう、第６回国防戦略対話が適切な成果を達成し、これらハイレベルに計画を上程して、助言を行うべく、慎重な準備を進めてきた。
　ヴィン次官は、ベトナムとして、中国とASEAN各国が地域の平和、安定のため国防協力を強化することに歓迎の意を表明した。
　また、11月２日、北京においてヴィン次官率いるベトナム代表団一行は、ミュンヘン安全保障会議のグループ会合に出席した。
　これは、1963年から開催されている国際安全保障政策に関する年次会議である。2016年のグループ会合は、11月２日～３日まで、グローバル安全保障の核としての中国について、アジア太平洋地域における現下の課題について、アジアと世界における非対称の脅威について、朝鮮半島情勢について、新たなシルクロードの地政学的要素についてをテーマに開催される。
　ベトナム国防省のハイレベル代表団による中国における諸活動への参加の機会に、ベトナム国防戦略院と中国軍事科学院は、「抗仏および抗米戦争中の越中両軍間の友好・団結心、ホーチミンと毛沢東の団結思想に関する資料、記念品の収集」について、科学研究協力の覚書に正式に署名した。

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（ 翻訳者:メディア翻訳ベトナム語班 ）
（ 記事ID:2912 )