トゥアティエン・フエ省、中国の亜鉛工場建設情報に対し声を上げる
2016年10月26日付 VietnamPlus 紙
記者会見で発表するトゥアティエン・フエ省のホアン・ゴック・カイン事務局長
記者会見で発表するトゥアティエン・フエ省のホアン・ゴック・カイン事務局長

 ある中国企業によるチャンマイ・ランコー経済区への亜鉛工場建設をトゥアティエン・フエ省が許可したという情報と、それが第二のフォルモサとなることを恐れる世論を前に、10月26日午後、定例記者会見で、トゥアティエン・フエ省のホアン・ゴック・カイン事務局長は、「トゥアティエン・フエ省には、チャンマイ・ランコー経済区に亜鉛工場を建設する方針はまだ無い」とした。
 このことに説明を加え、ホアン・ゴック・カイン氏は、「トゥアティエン・フエ省は、チャンマイ・ランコー経済区における発展目標を、クリーンな工業、ハイテク工業案件を誘致すると定めているため、上記のような亜鉛工場建設案件のための場所は無いだろう」と伝えた。
 チャンマイ・ランコー経済区には、まだ効力がある、認可された投資案件が39件あり、登録された投資総額は39兆690億ドン[訳注:およそ1820億円]である。その中には大きな案件が数多くあり、典型的なものは、バンヤンツリーグループ(シンガポール)に属するベトナム・ラグナ有限責任会社が投資主の、ランコーラグナ観光区事業で、投資総額は8億7500万ドル、面積280haである。
 この事業は、既に第一段階が投資総額2億ドルで完了しオープンしている。
 チャンマイ・ランコー経済区は、フエとダナンの2つの都市の間の戦略的位置にあり、空港にも近い。またチャンマイ深港もあり、5万トン以上の貨物船が接岸できる。東西経済回廊の重要な出口の一つである。
 将来、正しい発展戦略と投資家にとって魅力的な透明性がある優遇政策システムがあるならば、チャンマイ・ランコー経済区は、中部重点経済地域のダイナミックで現代的な経済の中心地に発展していくことだろう。

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( 翻訳者:坂崎由衣 )
( 記事ID:2935 )