チュオン・ホア・ビン副首相、クアンビン省漁民と対話
2016年10月30日付 VietnamPlus 紙
クアンビン省カインズオン社沿海地域住民との対話で発表するチュオン・ホア・ビン副首相
クアンビン省カインズオン社沿海地域住民との対話で発表するチュオン・ホア・ビン副首相

 10月30日の午後、チュオン・ホア・ビン政治局員兼政府常任副首相は、政府の作業チームとともに、ハティン省のフォルモサ会社(訳注:フォルモサ・ハティン・スティール)によって引き起こされた海の環境汚染事故の損害補償政策について、カインズオン社の漁民(クアンビン省クアンチャック県)と話し合った。
 副首相と共に、チャン・ホン・ハー天然資源環境相や中央の各省庁、関係機関、地方の関係機関の指導者も同行した。
 漁民との話し合いの中の発表でチュオン・ホア・ビン副首相は、海の環境汚染事故が、中部の4つの省全体、特にカインズオン社の漁民の生活に与えた苦しみを思いやった。
 副首相は、事故が起きた直後から党と政府は、各省各部門に対し、積極的に事故の原因や主犯の解明に努めるよう指導したと述べた。ハティンのフォルモサ会社に海の環境汚染事故を引き起こした主犯であることを認めさせ、損害の補償と克服をせざるを得なくさせた。同時に、政府と首相は各部門や地方に、漁民の生活を一歩ずつ取り戻すための援助を緊急に実施するよう指示した。その中に、中部4省における海の環境汚染事故によって損害を受けた者を対象とした損害補償の基準を定めた、2016年9月29日公布の首相決定1880号がある。
 クアンビン省とカインズオン社の人民委員会の報告によると、さきの海の環境汚染の影響は、2130世帯の生活・生産に直接かつ深刻に及んでいる。各ガイドライン文書の内容に従って作成された損害補償が公開され、提示されると、カインズオン社の住民は、不満を表明し、損害補償のいくつかの基準には未だに同意していない。
 政府を代表して、チュオン・ホア・ビン副首相は、カインズオン社の住民によるこれらの要請・提案を受け止めた。そして、各省・各分野の幹部の代表者に、被害を受けた対象者への公平性を確保し漏れを無くし、沿岸各社の治安の保障をするために、補償の対象と補償レベルの修正・追加を検討するよう提案した。
 この機会を利用して、チュオン・ホア・ビン副首相と作業チームは、スアンホア教区の司祭やクアンチャック県クアンスアン社スアンホア地区の一部の住民を訪問した。

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( 翻訳者:菊地紗希、窪田真人 )
( 記事ID:2961 )