越外務省、米駆逐艦のホアンサ(西沙)諸島接近についてコメント
2016年10月24日付 VietnamPlus 紙
米誘導ミサイル駆逐艦ディケーター
ベトナム外務省のレー・ハイ・ビン報道官は10月24日、米駆逐艦ディケーターによる10月21日のホアンサ(西沙)諸島付近海域での活動に対するベトナムの反応を求めるマスコミの質問に関し、次のように答えた。
「まず、ベトナムは、ホアンサ(西沙)諸島とチュオンサ(南沙)諸島に対するベトナムの主権を確認するに十分な歴史的証拠および法的根拠を有していることを強調する。
ベトナムは、南シナ海の沿岸国家として、また、1982年の海洋法に関する国際連合条約(国連海洋法条約)の加盟国として、条約の規定に沿った、各国の南シナ海での諸権利の行使を尊重する。その中には航海・航空の自由権も含まれる。各国の海洋に関する権利の主張や関連する行動は国連海洋法条約を初めとする国際法に沿ったものである必要がある。
ベトナムは、各海域および大洋における平和・安定の維持、法の遵守のため、すべての国が国際法に沿った建設的・積極的な貢献をする必要があると強調する」
これより先、ロイターが匿名の米政府関係者の話として伝えるところによると、米誘導ミサイル駆逐艦ディケーターはベトナムが主権を有するホアンサ(西沙)諸島付近、特にチトン島(Triton Island/中建島)およびフーラム島(Woody Island/永興島)付近で活動したという。
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( 翻訳者:相野那奈子 )
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