ベトナム航空はANAとコードシェアを行い、35路線で乗客を「運ぶ」
2016年10月26日付 VietnamPlus 紙


 ベトナム航空によると、ベトナム航空は10月30日より、日本の航空会社・全日本空輸(ANA)と正式にコードシェアとマイレージ・プログラムの提携を開始する。
 それによると、ベトナム航空と全日空は、乗客の利便性を向上するため、日越間の国際線10路線および両国の国内線25路線でコードシェアを行う。
 これは、ANAホールディングスが7月初めにベトナム航空の株式8.7%を取得し正式に同社の戦略的株主となってから、初の業務提携となる。
 この協力関係は、資本提携の他、ベトナム航空とANAがアジアにおける旅客や貨物の需要拡大に合わせ、それぞれのサービスの拡大・向上にも資するものである。
 さらに、乗客へのサービスの質を向上させるため、ベトナム航空の客室乗務員がANA便に乗務し、乗客への案内や通訳、ベトナム語による機内アナウンスを行う。
 こうした機内サービスに関する業務提携は、羽田空港(日本)とタンソンニャット空港(ホーチミン市)での搭乗手続きやラウンジ、手荷物などの空港サービス業務に関する提携合意に続いて行われるものである。
 ベトナム航空のズオン・チー・タイン社長は、サービスの質において地域および世界でも有数の航空会社を所有するANAホールディングスとの業務提携は、ベトナム航空のサービスの多様化と国際市場における競争力の向上にも資するもので、ベトナム航空の発展にとって重要な意義あるものだと強調した。
 「ANAとの長期的な発展に向けた協力戦力、そして、ANAのこれまでの豊かな経験を通して、五つ星の航空会社を目指すというベトナム航空の目標は、必ずやよりスムーズに達成されるであろう」とタイン社長は述べた。
 ANAグループの片野坂真哉代表取締役社長は、「日越間の航空サービス需要は日々拡大しており、発展の傾向にある。ANAとベトナム航空は、日越関係や両国の経済、文化のさらなる発展のため、両国の橋渡し役になる」と確認した。

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( 翻訳者:森本真由 )
( 記事ID:2969 )