ブイ・タイン・ソン外務次官、ヴァチカンを訪問
2016年10月27日付 VietnamPlus 紙
ベトナム・ヴァチカン合同作業部会に参加したベトナム作業チームとフランシス法王
ベトナム通信社のイタリア特派員によると、10月24日から26日まで、ブイ・タイン・ソン党中央委員兼外務省常任次官が、ヴァチカンを訪問し、アントワーヌ・カミレリ外務次官[国務省外務局次長]とともに、第6回ベトナムヴァチカン合同作業部会を共催した。
会議でブイ・タイン・ソン次官は「ベトナムの党と国家は、国民の宗教・信仰の自由を保障し尊重する政策や法律システムを常に一貫して実施しており、その整備も絶え間なく続けている。ベトナムの各レベルの行政機関も常にカトリック教会のニーズに関心を向け、カトリックのパストラルケアのために良い条件を整えてきた。そして、カトリック教徒、特に困難な状況にある地域のカトリック教徒の生活に関心を向け、これを改善、向上させてきた」との見方を示した。
ブイ・タイン・ソン次官は、数多くのハイレベルの接触に示されるような前向きな発展を継続したこれまでのベトナムとヴァチカンの関係と、双方間の恒常的な交流の仕組みを維持してきたことを評価した。
ブイ・タイン・ソン次官は、ベトナム・カトリック教会が良い生活良い信仰を行い、各教区のカトリックの聖職者と信徒が国と共に歩み国全体および各地方の社会経済発展に積極的に参加、貢献するように励ますことに、ヴァチカンとヴァチカンの非常駐特使も、関心を向けこれを奨励するよう、要請した。
アントワーヌ・カミレリ次官は、ベトナム国家がベトナム・カトリック教会に関心を向けていることに対し感謝を表明した。そして、ヴァチカンの非常駐特使がベトナムを訪問しパストラルケアを良好に実施するために、ベトナムの各行政機関が良い条件を整えたことを高く評価した。
アントワーヌ・カミレリ次官は「フランシスコ法王とヴァチカンは、ベトナムとヴァチカンの関係が日増しに発展し、ベトナムのカトリックコミュニティが“民族の心の中で福音に生きる”“良い信徒は良い国民”という路線を良く実践し、法律を厳正に執行し、法王のメッセージと訓辞の精神に従って国の発展に積極的に貢献してほしいと常に願っている」とした。
ヴァチカン訪問中、ベトナムの作業チームはフランシスコ法王と謁見することができた。また、ブイ・タイン・ソン次官は、ヴァチカン首相[国務長官]のピエトロ・パロリン枢機卿とヴァチカン外相[外務長官]のポール・リチャード・ギャラガー大司教を表敬した。
パロリン首相は、外務次官としてベトナムを訪問した時の良い思い出について繰り返し述べ、ベトナム・ヴァチカン関係を一層促進するために積極的な協力を継続したいと表明した。
ポール・リチャード・ギャラガー外相は、第6回作業部会における双方の広くて深い意見交換を歓迎するとともに、ベトナム側の作業チームの意見や評価を共有した。
ブイ・タイン・ソン次官は、ヴァチカンの首相と外相が双方の関係発展のために実際的な貢献を継続することへの期待を表明した。
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( 翻訳者:坂崎由衣 )
( 記事ID:2987 )