11月９日、ホーチミン市人民委員会のフイン・カック・マン副委員長は、同市を訪問中の日本の三日月大造滋賀県知事と会見を行った。
　マン副委員長は、ベトナム国民と日本国民は相似する文化を持つことから、ホーチミン市と滋賀県は観光促進、文化交流の活動をさらに多く展開していく必要があると述べた。
　滋賀県と関西地域との間で署名された合意に基づき、今後、市は、特に水資源の管理技術と再利用やハイテク農業生産など、滋賀県が多くの経験を有している分野において、滋賀県との協力を促進することを期待している。
　ホーチミン市のダイナミックで力強い発展に印象を受け、三日月知事は、今回の滋賀県からの訪問団が、まず観光分野および食文化において二つの地方間の効果的な協力関係を進めるとの期待を以て同市を訪れたと述べた。
　滋賀県のポテンシャルと優位性についての考えを伝えたうえで、三日月知事は、滋賀県は自然保護と結びついた経済的発展の方針を掲げていることから、同県の非常に多くの企業が、水資源の管理技術と再利用において世界をトップに立っていると強調した。滋賀県の各企業は、ホーチミン市が関心を持つ水資源管理や高いハイテク農業生産のような分野において、経験と技術を共有させていただきたいとの希望を伝えた。
　同日行われた滋賀県とホーチミン市の各企業間の貿易交流フォーラムでは、観光および食文化の分野における貿易促進活動、投資パートナーの連携・模索についての関心が多く集まった。

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（ 翻訳者:相野那奈子 ）
（ 記事ID:2990 )