公立以外の大学を強化し発展させる解決策を分かち合う
2016年12月22日付 VietnamPlus 紙
12月22日、ベトナム大学・短期大学協会は党中央宣伝教育委員会とともに、「公立以外の大学・短期大学の現状と強化・発展の早急な解決策」というセミナーをハノイで開催した。
現在、ベトナムには公立以外の大学84校(大学60校と短期大学24校)があり、13,000人以上の大学講師と、全国の学生の14%に当たる33万人以上の学生を有している。
ベトナム大学・短期大学協会の会長であるチャン・ホン・クアン教授によれば、共産党及び国の社会化への政策や方針によって、公立以外の大学・短期大学が次々と新設されてきた。
20年以上の間、この大学群は高度な人材の育成、国家建設事業そして国防に貢献してきた。それだけではなく、新しく現代的な学校モデルや能動的で効果的なガバナンスを創出し、教育の質において権威をもっている。
しかし、公立以外の大学・短期大学群は、各法律がバラバラであることによってこれまで数々の困難に直面してきている。このことは、多くの公立以外の学校の発展を阻害し、各校のマネージメントにおける様々な不利益や学生数の減少などといった問題を引き起こしてきた。
セミナーでは、代表である公立以外の学校の各学長らが、学校運営における制約、弱点、実質的原因、主観・客観的な原因、チャンスや課題を示した。そこから、諸学校は発展のための健全な競争が行われるに十分な自立性をすべての大学・短期大学が持つという条件において、公立大学群との相関の中で、公立以外の大学群を強化・保護し、発展させるための解決策を提示した。
学長らは、国家は引き続き、教育・育成の分野での社会化を促進し、公立以外の大学が引き続き発展し、教育事業における大きな潜在力を発揮するために好都合な条件を創出することが必要であると述べた。ベトナムも公立以外の大学・短期大学の発展の補助や奨励に関し党と国家の教育の社会化の主張や優遇政策を具体化するため、引き続き制度の改正と公布が求められている。各大学の学長は、学生募集指標を制定や手続き上での制約について述べ、公立以外の大学の条件に合致するよう教育訓練省が見直すよう述べた。
学術博士でハノイ市ホアビン大学の教授でもあるダン・ウン・ヴァン氏によると、国家が的確な政策制度を公布する傍ら、各大学も、物質的基盤を整備し、保護者や学習者、社会に対する威信を創出することで自身のブランドを高めるなどの変化が必要である。各大学は自主権をよく十分に実施し、誠実、公開、透明性を体現する責任を持ち、質の高い教員群を作り、ブランドづくりと学習者誘致のために独創性を持たなくてはならない。
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( 翻訳者:鈴木加奈、松本美里 )
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