カントー市:カイクイ新港は2万トンの船受け入れ可能
2016年12月06日付 VietnamPlus 紙
カイクイ新港の開港式のテープカット
カイクイ新港の開港式のテープカット

 12月6日、カントー市カイラン地区のハウ川のほとりで、サイゴン新港総公社[サイゴンニューポート]は、カイクイ新港の開港式を行った。
 開港式に参加したのは南西部指導委員会の指導者、中央の省庁、委員会、部門の指導者、カントー市とメコンデルタ地域の各省の人民委員会の指導者であった。
 カイクイ新港は、第一段階では総面積7haあまり、岸壁の長さは180mで、2万トンの船を受け入れることができる。カイクイ新港は、コンテナ専用港であり、[取り扱う貨物を]バルク貨物からコンテナ貨物へと徐々に変えている。
 カイクイ新港には、6,000㎡の倉庫があり、コンテナ貨物もバルク貨物も荷役できる現代的な設備が装備されている。各船会社と地域の経済発展のニーズを良好に満たすことを保障する。
 開港以前の10月24日、カイクイ新港は、最初のコンテナ船を迎えた。載貨重量トン数の大きいコンテナ海上輸送船が初めて、クアン・チャイン・ボー水路(チャーヴィン省)を通ってハウ河に入って、ハイフォン港からカントー市まで貨物を運ぶという節目となった。これは、北部の経済地域をメコンデルタと結ぶための重要な成果でもある。
 週1便の安定したスケジュールで、これまで、カイクイ新港は、コンテナ船6便を迎えた。これは、全行程のロジスティクスソリューションに対応できるので、多くの利便性をもたらすサービス航路である。企業の時間とコストを節約する。
 サイゴン新港総公社のゴ・クアン・チュンの副社長によると、今後、サイゴン新港総公社は、引き続きカイクイ新港に投資してこれを発展させ、この港がサイゴン新港ブランドを冠した港システムの中の新しい拠点となるようにするという。そして、メコンデルタの輸出入企業や港湾・ロジスティクスサービスを使用する各会社のために専門性がある効果的な活動を行い、最高のサービスの質を伴った便利な港にするという。
 チュン氏によると、市場が発展したら、サイゴン新港総公社は、メコンデルタからアジア内の地域の各港に直行する船便を組織するという。なぜなら、地域の接続の強化は、メコンデルタ地域の切迫したニーズであるだけでなく、世界経済フォーラムメコン会議のメッセージの内容の一部でもあるからである。

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( 翻訳者:山田英輝 )
( 記事ID:3232 )