ベトナムは南シナ海情勢をさらに複雑化しないよう要請する
2017年02月23日付 VietnamPlus 紙
レ・ハイ・ビン外務省報道官
2月23日、中国が南シナ海の人工島に地対空ミサイルを格納する施設を20基以上建造し完成間近と見られるとの情報について、ベトナム外務省のレ・ハイ・ビン報道官は、記者からの質問に次のように答えた。
「我々は、この情報を確認する予定である。ベトナムは、ホアンサ諸島(訳注:西沙諸島)とチュオンサ諸島(訳注:南沙諸島)に対する主権を主張するための法的根拠および歴史的証拠を満たしている。
ベトナムの一貫した立場は、1982年の国連海洋法条約を含む国際法に見合ったかたちで、南シナ海における関係国の行動宣言(DOC)を十分かつ効果的に遵守し、平和的手段によって南シナ海上の係争を解決するというものである。
ベトナムの許可を得ていない、ホアンサおよびチュオンサ諸島地域に属する構造におけるあらゆる建設、改造活動はすべて、非合法である。
ベトナムは、特に南シナ海における軍事化や、平和、安定、治安、安全、航行・航海自由に対し脅威を与えるなど、南シナ海情勢をさらに複雑化するような行動を行わず、責任ある対処を講じるよう、各関係当事国に要請する」。
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( 翻訳者:メディア翻訳ベトナム語班 )
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