南シナ海でのフィリピンの動きに対するベトナムの反応
2017年04月09日付 VietnamPlus 紙
レ・ティ・トゥー・ハン越外務省報道官
レ・ティ・トゥー・ハン越外務省報道官

 4月9日、ベトナムの主権に属す南沙諸島でフィリピンがプレゼンスを強化・拡大していくという意向を示したことに関する情報についての記者からの質問に対し、ベトナム外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は次のように答えた。
 「ベトナムは、指摘の情報にとても関心があり、フォローし、確認している。
 これまでも繰り返し確認されてきたように、ベトナムは南沙、西沙の両諸島に対する自らの主権を確認するのに十分な歴史的・法的根拠を有しており、これら両諸島におけるベトナムの許可の無い、他国のいかなる行為も違法であり、価値の無いものである。
 南シナ海問題に対するベトナムの一貫した姿勢は、あらゆる紛争は国際法に基づき平和的な手段によって解決されるべきだというものである。また、長期的かつ根本的な解決策が打ち出されるまでは、関係国は自制し、事態を複雑化させたり、紛争を拡大させたりせず、2002年に調印された南シナ海における関係国の行動に関する宣言(DOC)の精神と規定に従う必要がある」

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( 翻訳者:高橋和佳子 )
( 記事ID:3332 )