４月12日午後、ハノイの国家会議センターにおいて、ベトナムネット新聞との共催でベトナム評価報告株式会社（Vietnam Report）が、2017年にベトナムで成長し繁栄した企業トップ500社を発表する式典を開催した。
　これは、Vietnam Reportによる独立した研究と評価の結果に基づき、ベトナムで最も急成長した企業500社（FAST500）のランキングを公開するものであり、今年で連続７年目となる。
　同時に、繁栄したベトナム企業トップ500社（BP500）のランキングの第２回目が公開された。
　式典において、計画投資省のダン・フイ・ドン副大臣は、複数の企業が栄誉を授かったことについて高く評価した。彼らは皆、順調にビジネス活動を営み、成長の可能性を秘め、絶えずビジネスを模索し、創造し、変革し、社会とコミュニティに責任を持ち、経済の発展と繁栄のため少なからぬ貢献をする代表者たちである。
　FAST500には、Sunhouseグループ株式会社、ダナン・中部投資株式会社、ドンナイプラスティック株式会社、中央植林種株式会社など、2017年に最も顕著に成長した500の企業が含まれている。
　2017年に顕著に繁栄した企業500社であるBP500のリストには、軍隊通信グループ、ベトナムミルク株式会社、モビフォン（Mobiphone）遠距離通信総公司、そしてFPT株式会社などの会社が掲載されている。
　このイベント開催の機会に、Vietnam Report実行委員会は、2017年のベトナムの成長と繁栄に関する報告書についても紹介した。
　それによると、新たな時代に入り、ベトナム経済には、国際参入の成功と持続的な発展のため、質、効果、競争力の面で根本的な変化が求められている。
　企業にとって、市場で成功しそこで得たポジションを維持するために、成長と繁盛の要素について細心の注意を払って考え、並行して結び付けていく必要がある。企業は量の面での成長目標を掲げるだけでなく、質の面、すなわち、生活の安定など労働者に対する責任や社会とコミュニティに対する責任を確保しなければならない。
　ベトナムレポートのFAST500とBP500に掲載された各企業を精査すると、80％以上の企業が、成長の役割を明確に認識し高く評価している。同時に、これは、企業が繁栄により近づくための最も重要な要素と見なされる。さらに、企業の社会的責任という役割も一層高く掲げられている。
　社会的責任とは、企業側から最も反応を得る課題でもある。これは、ビジネスにおける透明化を促進し、地方のコミュニティを支援し、失業率を軽減させ、環境を保護し、雇用を創出するために支援するといったすべての努力のプロセスである。
　したがって、企業が社会的責任を果たすうえで最大の動力となるのは、企業のブランドを守り、威信を高めるとの目標である。
　企業が「率先して行う」という意識は、すべてがコミュニティや社会に対する貢献だけではなく、実質的には、転じて企業が「受ける」こともでき、自らのビジネス活動にとってもまさに利益を享受することができるのである。

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（ 翻訳者:福原百那、堀田菜々美、山下萌佳 ）
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