女性が指導する企業の比率ではベトナムは世界第7位
2017年04月07日付 VietnamPlus 紙
先進的典型の女性たちに花を贈るグエン・スアン・フック首相
3月7日にマスターカードが公開した初めての女性経営者の発展指数の考察結果によると、アジア太平洋、中東そしてアフリカ、北アメリカ、ラテンアメリカ、 ヨーロッパ経済圏の54の国々において、ベトナムは65点を獲得し19番目の評価となり、女性がリーダーの企業の比率(31.4%)で世界第7位となり、中国(30.9%)、アメリカ(30.7%)よりも高かった。
粘り強さと経済状況への適応という特有の要素が、女性が主導する企業のアドバンテージであることを考察は示した。また、金融サービスへのアクセスと優位性を持つ経営環境もこれらの企業にとって発展の動力となっている。
報告書の総合評価では、上記の有利な境遇は女性が2つの主な障害(文化的偏見と男性より少ない昇進機会)を乗り越える事を助けるキーポイントである。
マスターカードの最高財務責任者のマルティナ・フントメジャンは以下のことを強調した。「てきぱきとした向上心溢れる女性達の台頭は、経済にとって良い機会だと見なされるべきである。社会は従来の文化的偏見を捨てようとしており、私たちは持続可能な形で経済発展と個人の強化・促進に貢献するつもりである」
ランキングリストによると、やはり先進諸国が上位を占めており、一位はニュージーランド(74.4点)、次いでカナダ(72.4)、そして米国(69.9)となっている。理由として、これらの国々は強固で運営の質が良く経営条件の良い中小共同企業コミュニティを通して、常に女性が所有する企業の支援に力を入れていることがある。
「重要なネットワークへのアクセスを増やすことにより、私たちの研究は自分たちが十分な能力を持つと女性たちが知り、良い目標を設定し、更には成長を促すことができることを示しました。私たちは、組織や文化における問題を解決し、女性の企業指導者が更なる前進を遂げられるよう手助けすることに貢献ができるでしょう」とマスターカード国際市場会長のアン・ケアンズは述べた。
一方、ウガンダ(34.8%)、バングラデシュ(31.6%)、ベトナム(31.4%)などの所得の低い発展途上国が最も高い女性リーダーの比率になっているのは、やむをえない経済環境的要素がより多くあることから主に促進されている。
女性がリーダーの企業の比率
1.ウガンダ 34.8%
2.ボツワナ 34.6%
3.ニュージーランド 33.3%
4.ロシア 32.6%
5.オーストリア 32.4%
6.バングラデシュ 31.6%
7.ベトナム 31.4%
8.中国 30.9%
9.スペイン 30.8%
10.アメリカ 30.7%
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( 翻訳者:西村一葉、山下萌佳 )
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