中国はトンキン湾の海洋経済発展を重視する
2017年04月20日付 VietnamPlus 紙
中国・天津港での船への貨物の荷揚げ
中国・天津港での船への貨物の荷揚げ

 駐北京国営ベトナム通信社(TTXVN)記者によると、4月19日に、習近平中国共産党総書記兼国家主席が広西チワン族自治区を訪問し視察を行い、海洋経済のより良い発展を重視し、トンキン湾に各種の港湾を円滑に建設していくと強調した。
 広西省南部北海市までの最初の視察において、習主席は、省関係者から、港湾の建設計画状況に関する報告を聴取し、広西省トンキン湾経済区の発展状況と、東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力状況について理解した。
 この場で、習氏は、地方幹部に向け、トンキン湾においてより良い港湾を建設し、海洋経済を発展させる必要があると指示した。
 習氏は、北海市の鉄山港は地理的な優位性を有し、大きく発展する展望があり、トンキン湾経済区における重要な中核地点となるだろうと強調した。
 習氏は、「この港は、広西省の発展、経済区域の発展を推し進めるため、重要な役割を果たすことが見込まれることから、この港を立派に建設し、トンキン湾全域に各港湾区を建設しなければならない。港の建設は非常に重要である。我々は、豊かになることを欲するならば、まず道路を補修しなければならいが、沿海において豊かになることを欲するのならば、まず港湾を建設しなければならないと常に言っている」と言明した。
 かつての海上シルクロードの歴史的伝統をもつ北海市は、3方向が海に面し、東南アジアの方角に向かっており、中国の西南部とASEANを結びつける最も利便な海に通じる道に位置している。

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( 翻訳者:安部勇輝 )
( 記事ID:3353 )