海外労働管理局（労働・傷病兵・社会省）は、労働力を輸出する職能を持っていないホーチミン市内の２つの会社がいまだ海外で働く労働者の募集を行っていると警告した。
　海外労働管理局からの情報によると、これまでにホーチミン市では、労働力輸出許可証を持たないのに海外に働きに派遣するために労働者を違法に募集・選抜している組織がいくつか出現しているという。
　代表的なのは有限会社スピーディー・グローバル・ベトナム（所在地はフーニャン区、第９街区、ホーヴァンフエ通り81/63番。ウェブサイトはhttp://www.speedyglobal.vn/）で、許可証を持っていないのに、国際クルーズ船上で以下の職種で働く労働者を違法に雇う広告を、ネットに掲載してきた。それらの職種とは、カジノのサービススタッフ、レストランのウェイター、ホテルスタッフ、写真撮影スタッフ、現像スタッフ、シェフなどで、さらに禁止されている職業のマッサージスタッフまで募集していた。
　それ以外に、株式会社タン・ホアン・ミン国際観光サービス（住所：ホーチミン市タンビン区、第14街区グエンホンダオ通り118番地）は労働力輸出許可証を所有していないにもかかわらず、サウジアラビアの家庭で使用人として働かせるために多くの労働者を違法に募集・選抜した。これらの労働者たちは権利を侵害され、被害を受け、契約期限前に帰国しなければならなくなった。
　この労働者募集詐欺に関連して、海外労働管理局はホーチミン市労働・傷病兵・社会局に、関係当局と連携して捜査・確認し、上記の各会社を法律に従って処理するよう要請する文書を出した。海外労働管理局は上記の２つの企業を通した海外労働派遣に登録しないよう、労働者に警告している。

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（ 翻訳者:森葵 ）
（ 記事ID:3473 )