首都ハノイでの出生数と第3子出生率、大きく増える
2017年05月14日付 VietnamPlus 紙


 ハノイ人口・家族計画化支局によると、年初からこれまでで、ハノイの一部の区や県、町で、出生数と第3子出生率が大きく増加したという。とりわけ、出生時の[男性の]人口性比がとても高く、ハドンやソンタイ、タックタット、ホアイドゥック、ウンホア、フースエン、メーリンなどでは、女児100人に対して男児は120人にまで増えた。
 第1四半期末までで、市全体の総出生数は、22,502人で、去年同期比で175人増加した。第3子の数は2人減少したが、フースエンやハドン、メーリンなどといった郊外の県の一部では増えた。市全体の出生時の人口性比は、女児100人あたり男児114.5人であった。
 2017年、ハノイ市は出生率の規模の安定や[合計特殊出生率のような]家系を保持できる出生率の維持、第3子以上の出生率の削減、出生時の男女比の不均衡の是正、人口の質の向上を集中的に行ってきた。掲げられた目標や指標の達成のために、ハノイ人口・家族計画化支局は、2017年人口対策業務の目標を達成するための方策を探す座談会を実施した。実施した地域は、第3子の出生率や出生時の人口性比が高く、出生前と新生児のスクリーニング検査の比率が低い、バーヴィー、ダンフオン、ミードゥック、タインオアイ、トゥオンティン、フースエン、クォックオアイ、タックタット、ホアイドゥックといった9つの県の72の社である。
 座談会を通して、具体的に、幹部や党員が第3子を出生した場合、県の党支部、人民委員会、各分野の役所、機関、組織、国営企業の指導者の責任を重くする、胎児の性別選択行為に関する民間の医療機関への検査を綿密にする、人口・家族計画化の指標実現に関する村や町会、町の劣悪な組織の監視・検査を強化する、などのいくつかの解決策が提案された。
 専任の幹部と人口対策担当職員は、地区や村、居住区の支部書記や戦線工作委員会委員長と連携して、子供が出生する個々の家や対象者のチェックを行う。第3子を出生しないことを約束し署名するようはたらきかけたり、避妊方法の相談を受けたり、避妊具供給サービスを促進したりするためである。実施の過程で、「文化家族」や 「文化地区」「文化小区」「文化居住区」「文化村」といった各称号の認定の審査と人口・家族計画化政策の実施を結びつける方策が必要である。また、人口政策の実施において歪んだ考え方と闘うよう人民に働きかける幹部や党員の模範的な役割を重んじる必要もある。
 このほか、各地方、機関、組織が、男のみまたは女のみの子供しかいない夫婦、既に子供が充分に2人いる若い夫婦といったリスクが高い夫婦を良く管理する。世帯担当の党員を配置する。対象者への宣伝工作と相談を強化する。地方と各団体の活動をつなぐ。人口政策を何年にもわたって良く実施した家族や地区、村、小区、組織を時宜に合うように褒賞する、などである。
 上記の各方策を厳正に均一に実施することは、2017年の人口・家族計画化対策業務を良好に完遂するための一助となり、出生数と第3子以上の出生数を急速に減らすことに貢献する。また、前年より、粗出生率を0.1%減らし、第3子以上の出生率を0.1%減らすために努力するものである。

参考記事:「人口の『爆弾』を静かに管理する[人口対策担当]職員の話」
http://www.vietnamplus.vn/chuyen-cua-nhung-nguoi-tham-lang-kiem-soat-qua-bom-dan-so/415059.vnp

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:池田樹生、渡辺智暁 )
( 記事ID:3494 )