カンボジア首相、カンボジア人民党が選挙で敗れたら戦争になると警告
2017年05月25日付 VietnamPlus 紙
カンボジアのフン・セン首相
カンボジアのフン・セン首相

 ロイター通信によると、カンボジアのフン・セン首相は5月25日、もし与党カンボジア人民党(CPP)が6月4日に予定されている統一地方選挙、さらには、来年2018年の総選挙で敗れるようなことになれば、カンボジアで戦争が起こりかねないと改めて警告した。
 首都プノンペンでキリスト教徒のコミュニティを前に演説したフン・セン首相(30年以上も再任され、引き続き政権を担うと宣言している)は、このまま自分の家族が糾弾されれば、選挙で野党が勝利した際には流血の事態になりかねないと述べた。
 フン・セン首相は、「もし人民党が選挙に敗れたら、戦争が起こるだろう。彼ら(野党)は、まずフン・センの家族を殲滅する、と言っている。もしフン家の家族が殲滅されたら、自分の支持者は黙っていないだろう」と宣言した。
 フン・セン首相はまた、選挙結果に反対するいかなるデモが起きれば、軍に鎮圧するよう指示するつもりだと述べた。
 フン・セン首相は1998年以降、総選挙および地方選挙で、選挙運動のために街頭に出たことは一度もなかったが、5月24日、来年の総選挙に向け、すべての州に選挙運動に出かける計画だと宣言した。

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( 翻訳者:山下萌佳 )
( 記事ID:3523 )