ホンダ、基準に達したヘルメット2万個を全国の生徒に寄贈
2017年05月22日付 VietnamPlus 紙
基準に達したヘルメットの装着は、児童・生徒を交通事故から防止するのに役立つ
基準に達したヘルメットの装着は、児童・生徒を交通事故から防止するのに役立つ

 国家交通安全委員会はベトナム教育訓練省、ホンダベトナムと連携し、「ホンダと未来へ羽ばたく」という2017年のテーマのもと基準を満たしたヘルメット2万個を全国の生徒に寄贈した。同時にホンダは1500個のヘルメットを5月22日、ニンビン省のタインビン小学校に寄付した。
 2万個の基準に達したヘルメットを全国の生徒に贈呈するプログラムの開始式で国家交通委員会クアット・ヴィエット・フン専任副委員長は、ヘルメット贈呈プログラムは子供たちが道路に出る時に子供たちを守り健康をケアすることだろう、そして子供たちは夢を叶え、国家構築の重責を担う人材になっていくだろうと述べた。
 「国家交通委員会は生徒たちがバイクや電気自転車を使う時は法律に従ってヘルメットを着用するよう提議している。生徒を送迎する親族がヘルメットをしていなかった場合には、生徒は親族に思い出させなければいけない。それは生徒が交通安全確保事業の推進者でもあるということなのだ」とフン氏は強調した。
 ヘルメット寄贈のプロジェクトを通して、ホンダベトナムと国家交通委員会は日々の通学時の生徒たちの安全を守るヘルメット装着の意識の向上・改善を見込んでいる。同時に、運転時にヘルメットをするという意識を親や親族が高めるのに生徒ら自身も良い影響を及ぼすのである。
 ホンダベトナムと政府機関が連携したこのプロジェクトは、2017年の交通事故、とりわけ学生世代による事故を減らすための強力な対策となる積極的な取り組みである。
 将来的に、ホンダベトナムはヘルメット2万個を寄贈するこの「ホンダと未来へ羽ばたく」プロジェクトを継続していくという。
 ベトナムに進出してからホンダはこれまで、教育や正しい知識の呼びかけ、交通安全訓練の実施などの強力なプログラムを63の省や市で、あらゆる世代へ向けて展開してきたことで知られている。
 この活動の一環として、運転時のヘルメット装着に関する政府の規制を受け、ホンダベトナムは2015年から毎年全国の生徒や学生、市民に基準を満たしたヘルメット数十万個を寄贈している。

[関連記事:アメリカ政府は2万5千個のヘルメットをベトナムの子供達に寄付]

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( 翻訳者:高橋和佳子 )
( 記事ID:3525 )