ハノイ北部でのスマート・シティー開発に40億ドル
2017年06月05日付 VietnamPlus 紙
日本とベトナムの企業の合意文書署名に立ち会うグエン・スアン・フック首相
日本とベトナムの企業の合意文書署名に立ち会うグエン・スアン・フック首相

 グエン・スアン・フック首相の日本公式訪問に合わせ、総投資額40億ドルのニャッタン・ノイバイ都市プロジェクトの開発協力に関する合意文書が6月5日東京で、フック首相立会いの下、ハノイ市人民委員会、BRGグループ、日本の住友グループの間で署名された。
 今回の合意は、ニャッタン・ノイバイ幹線道路沿線開発計画の一部で、ハノイ北部(ボー・グエン・ザップ道路沿線)に東南アジア地域で最も現代的なスマート・シティーを建設するものである。
 合意は、今回のような大型プロジェクトの成功を確実なものにするため、様々な重要な要素が結集した、大きな意義ある合意と言える。
 投資主はBRGグループで、プロジェクトの対象となるニャッタン・ノイバイ道路沿線の総面積2080ヘクタール分に関し、500分の1の縮図で詳細な計画案を作成した。
 BRGグループは、2011年から政府およびハノイ市からニャッタン・ノイバイ幹線道路沿線開発計画の投資主を任されてきたが、今回の都市プロジェクトは極めて重要な任務だとしている。
 また、BRGグループは、自ら出資しハノイ建設計画研究所およびベトナム都市計画開発協会と協力して選考評議会を設置し、最も優れたアイディアを持った外国のコンサルタントとして、世界でも有数の国際コンサルタント・グループであるP&Tコンサルタントを選んだ。
 プロジェクトの計画案はハノイ市および政府への報告が何度も行われ、2016年6月に3区画(第1区画、第2区画、第3区画)からなる全長11.1kmの計画案が正式に承認された。
 プロジェクトの計画案は、「これだけの第1級規模の計画は、首都の入り口の空間や建築をより印象的にするとともに、紅河の北側の都市開発推進の原動力となり、さらには、ハノイの経済社会の発展推進にも貢献するものになるだろう」と評価された。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:西村一葉 )
( 記事ID:3594 )