FAO、ベトナムが2017年のコメ生産国上位5カ国に入ると予測
2017年06月13日付 VietnamPlus 紙
サイゴン港での輸出米の積み込み
サイゴン港での輸出米の積み込み

 国連食糧農業機関(FAO)が公表した食糧展望報告では、今年の全世界コメ生産量はアジアでの生産促進政策と南米、オーストラリアでの生産回復のおかげで昨年に比べて0.7%上昇、5億200万トンに達する見込みである。
 FAOは今年最もコメを生産する国は上から中国(1億4200万トン)、インド(1億1000万トン)、インドネシア、バングラデシュ、そしてベトナムであるとした。
 2年間の衰退の後、全世界でのコメの輸出量は今年5%上昇すると予想されている。アジア各国の主な輸入国がインフレ圧力を減らし、備蓄米を補填する目的で輸入量を増強しているためである。
 全世界のコメの輸入量は昨年の4400万トンに比べて、4400万トン以上を達成すると予想されており、その中でもインドはコメの最大輸出国の地位を維持し、同時にタイとベトナムも輸出量を大幅に上げることが予想されている。
 コメの国際市場価格は急激に上昇する市場の需要やインドやタイでの貨幣相場の変動のおかげで、今年の初めから安定的に回復している。FAOは今年の米価指標は202ポイントに達し、去年末に比べ8%上昇すると予測している。

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( 翻訳者:杉崎花恵 )
( 記事ID:3602 )