６月28日、ザウザイ農産物・食品卸市場（ドンナイ省）が正式に稼働を開始した。同市場は、現時点で同省および東南部地域最大の農産物卸市場となる。
　ザウザイ農産物・食品卸市場は、ザウザイ三叉路(ドンナイ省トンニャット県スアンタイン社)に位置する。これは南北、東南部地域、中部高原および中部地方の重要な交通路の中心である。
　同市場はラムドン省およびホーチミン市－ロンタイン－ザウザイ間高速道路に繋がる国道1A号線、国道20号線に隣接する。
　ザウザイ農産物・食品卸市場は55haの規模を持ち、第一段階として面積７haに217の果物、野菜、生花の販売区域やマーケットタウンを建設する。
　ザウザイ農産物・食品卸市場にはプロトン社とティンギア・グループ傘下の一企業が投資しており、２つの段階の総投資額は約１兆４千億ドンに上る。
　ドンナイ省人民委員会副主席のヴォ・ヴァン・チャイン氏曰く、ドンナイ省は農業を発展させる多くの潜在能力と強みをもつ。しかしこれまで、生産と消費の循環の不安定性が豚や鶏、バナナのような各種農産物の価格下落を招き、農民に打撃を与えてきた。
　農産物の出荷に係る問題を解決するため、卸市場は、消費ルートとなって人々の消費を支えると同時にプロモーションを助け、他の農産物流通ルートと繋がるだろうとドンナイ省人民委員会副主席は述べた。
　しかし、ヴォ・ヴァン・チャイン氏はまた、同市場へ卸される農産物が安全で、Viet GapおよびGlobal Gapやその他の認定に従って生産されていることを保証するため点検を経なければならず、原産地が明確に追跡できることを義務づけることも要求した。
　ドンナイ省人民委員会によると、ザウザイ農産物・食品卸市場のプロジェクトの第２段階は48haの規模を持つ。
　それによると、同市場は豚、鶏、各種水産物、海産物を含む安全食品の販売区域を持つようになり、冷凍庫、冷蔵庫、コンテナ車の駐車場も完備する。
　評価によると、ザウザイ農産物・食品卸市場は多元的な接続ルートとなり、流通・分配の効率を向上させ、特に東南部および隣接地域の商品や農産物、特産物の交易を促進し、国内用・輸出用農産物が集積する卸市場となるだろう。

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（ 翻訳者:岩切南 ）
（ 記事ID:3633 )