ベトナム‐東独の労働協力プログラム30周年記念
2017年07月03日付 VietnamPlus 紙
交流会でお祝いの花を贈呈する在独ベトナム大使館一等書記官のレ・タイン・ハイ氏(左)
7月1日、ドイツのサッチェン州、ウィルヘン市において、ウィルヘン・バッツェントとその周辺のベトナム人コミュニティは、ベトナム・ドイツ民主共和国(東ドイツ)間の労働協力プログラムによってドイツへ渡ってからの30周年の記念の交流会を開催した。
記念式典には、在独ベトナム大使館の代表としてレ・タイン・ハイ一等書記官、ウィルセン市長のミカル・ヘルフォート氏、各ベトナム人団体の代表が出席し、1987年に家族親族と共にドイツに来た労働協力団のメンバーなど300人近くが来賓として招かれた。
ベトナムとドイツ民主共和国を含む東欧諸国やソ連との間の労働協力プロジェクトの実現により、ベトナムは東ドイツに対して、様々な世代の幹部、公務員をドイツに派遣した。
1987年7月、何百人もの人々が、オーバーラウジッツ織物工場人民企業や、靴製造工場、コンバイン製造工場、ロウソク工場、縫製工場などに派遣されていた。当時、そこはドイツ民主共和国においてベトナム人が最も多く集う工業地域であった。
交流会でウィルセン市長のヘルフォート氏は、ベトナム人コミュニティがウィルセン市及びその近郊を発展させたことに大きく貢献したと、高く評価した。
ヘルフォート氏によると、ベトナム・ドイツ民主共和国の労働協力プログラムで来た各世代の幹部たちはこれまで、地域に広く深く融合し、二国間の友好的協力関係の強化において重要な貢献をしてきた。
在独ベトナム大使館を代表しレ・タイン・ハイ氏は、この労働協力プログラムの各幹部は、ベトナム・ドイツ間の友好及び労働協力に関して多分に貢献し、在ドイツ・ベトナム人コミュニティのみならずドイツ社会全体において、生活を日々改善し安定化し、迅速に融合を果たし、役割と発言権を得てきたと述べた。
労働協力によりドイツに渡って30年の機会に行われた交流プログラムは、ドイツに足を踏み入れた当初の日々の中での辛く苦しかった月日や瞬間、頑張りや努力を思い返すという点で、メンバーにとって意義に満ちた時間であった。
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( 翻訳者:佐久間彩夏 )
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