籐・竹加工品を手工芸品として指定するよう要請 (2017年9月1日 6)
2017年09月01日付 The Voice 紙

ヤンゴン 8月30日

 国内で生産する籐・竹加工品を、林産品として指定せず、手工芸品として指定するよう政府に要請したことを、ミャンマー籐・竹事業主協会が明らかにした。
 「現在、籐・竹加工品は、木ではない林産品であるため、手工芸品としてアセアン諸国に容易に輸出できないので、諸外国との競争能力も低下している」と同協会の会長、ウ―・チョートゥーが述べた。
 林産品として、籐・竹加工品を外国に飛行機又は水上経路で輸出する際に、港の森林担当課の検査で終了せず、ヤンゴン管区の森林担当部局に、検査をしに来るよう、追加で申請しなければならないので、手工芸品として指定してくれるように要請したと同氏は説明した。
 籐・竹加工品を国外へ輸出する際に、価格が500米ドル未満の品物を以前のように容易に輸出できるよう、また森林伐採権の期間延長についても解決するように要請したことをミャンマー籐・竹事業主協会が明らかにした。
 現在、籐と竹の原材料により製作した加工品を国外市場へ輸出する場合、貿易に関わる手続きが困難なために、国外市場に切り込むにもうまくいかず、事業者の大多数は原材料だけを主に輸出していると、籐と竹の事業主の一人が述べた。
 「買い手にしても、他の国では書類1枚で購入が済むものも、ここでは10枚ほどが必要になる。そのため、籐・竹手工芸品の製品輸出を奨励しないかのような状況になっている」と同氏が述べた。
 籐・竹加工製品をヨーロッパやアメリカ、アジア諸国に輸出しているが、その規模は年々減少しており、原材料としての籐や竹は中国に最も多く輸出していることが、ミャンマー籐・竹事業主協会への取材で明らかになった。

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( 翻訳者:仲野由貴子 )
( 記事ID:3708 )