たった９か月間で、一時金を受け取る労働者の数が53万6,864人にも上った。このため53万人以上の人が社会保険基金から脱退し、年金を受け取らないと決めたことになる。
　これは、ハノイで９月28日にベトナムの社会保険が開催した９月の社会保険と医療保険に関する定例記者会見の中で提供された情報である。
　ベトナム社会保険の統計によると、この機関は９か月間でのべ716万人に対して各社会保険給付を受給できるように手続きを行ったが、2016年の同時期よりのべ108万人（17.8％）増加したという。そのうち９万8,672人は社会保険の給付を毎月受給しており、652万人は病気・ケガ・出産・療養による社会保険給付を受けている。特に、53万人以上が一時金の給付を受ける手続きを行った。
　失業保険制度に関しては、ベトナム社会保険はベトナム労働・傷病兵・社会省（MOLISA）と連携し、2016年の同時期よりのべ1万9,069人（3.6％）多い53万8,843人に失業保険を支給する手続きを行った。
　これまでで、社会保険に強制加入している人数は、1323万人、失業保険は1139万人、任意社会保険は24万3000人、医療保険は７988万人で、人口の84.9％を占める割合に達している。
　９月末までに、全国の社会保険・医療保険・失業保険政策で支払われた総額は199兆4500億ドン［およそ9800億円］で、2016年の同時期に比べて15.15％増加した。
　今年の初めからの９か月間で支払われた199兆4500億ドンのうち、国家予算から社会保険に支払われた額は33兆2520億ドン［およそ1600億円］、社会保険基金からの支出額は97兆1630億ドン［およそ4780億円］、失業保険基金からの支出額は５兆3230億ドン［およそ262億円］で医療保険医療費の支出額は64兆2000億ドン［およそ3160億円］だった。
　ベトナム社会保険はまた、のべ１兆2411万人分の医療費を支払ったが、これは2016年の同時期に比べて1930万人（18.5％）増加した。９か月間に徴収した各保険料は205兆9220億ドン［およそ１兆円］で、計画の72.69％に達した（2016年同時期比22.2％増）が、そのうち社会保険料は139兆2350億ドン［およそ6850億円］、失業保険料は９兆5240億ドン［およそ470億円］、医療保険料は57兆1630億ドン［およそ2800億円］だった。

参考記事：「社会保険給付の一時金を受け取るよりも年金を受け取る方が６倍も得をする」
https://www.vietnamplus.vn/huong-luong-huu-co-loi-hon-gap-6-lan-nhan-bao-hiem-xa-hoi-mot-lan/323069.vnp
https://www.vietnamplus.vn/Utilities/Print.aspx?contentid=468313

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（ 翻訳者:森葵 ）
（ 記事ID:3764 )