10月２日午後、運輸情報通信技術部門部長のフランツ・ドリス・グロス氏率いる世界銀行指導部の代表団がハノイ人民委員会と、首都の重点的な交通案件の成果に関する会議を行った。
　費用やノウハウ面での世界銀行側からの支援を受け、ハノイ市は2016年12月末から高速バス路線BRTの試験運行を展開した。
　ハノイ市人民委員会副主席のグエン・クオック・フン氏は一般にハノイにおける都市交通の事業案、特にBRTバス路線の目標は住民の生活の質を向上させることにあるとした。市は運行・管理方式を新しくしてより効果的に住民にサービスを行うため、各国の専門家と地域住民の意見を引き続き集めていく予定である。
　ハノイ市人民委員会副主席は世界銀行が引き続き市内の各事業案に対し積極的に支援を行っていくこと、ハノイ市の発展事業のために貢献していくことへの期待を表明した。
　フランツ・ドリス・グロス氏は、高速バス路線BRTは多くの国で採用されており世界の各都市の交通、都市計画においていくつかの長期的な利益をもたらしていると述べた。
　「このBRTバスのモデルはハノイ市において迅速に効果を発揮するだろう。その過程において、世界銀行はその経験を共有し首都が次のBRT路線を展開し続けていくための財政支援をする用意が出来ている。同時に世界銀行は東南アジア地域の各都市とハノイ市が発展の経験を共有していくための架け橋を構築していく」と、フランツ氏は自信を見せた。

【関連記事：ハノイ市は初の高速バス路線BRTで電子乗車券を試験運用する】

Tweet

この記事の原文はこちら

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:村上慎太朗 ）
（ 記事ID:3771 )