第35回ベトナム福音聖会総会の全体会議
2017年10月17日付 VietnamPlus 紙
全体会議開幕の光景
全体会議開幕の光景

 10月17日午前、ベトナム福音聖会(北部)は、第35回総会の全体会議を開催した。
 参加者は、ベトナム祖国戦線中央委員会、政府宗教委員会の指導部、公安省、国内のプロテスタントの各宗派と幾つかの外国組織の代表、および代表的なプロテスタントの聖職者・信徒の代表約1500人の代表者などである。
 ベトナム福音聖会(北部)会長を2013~17年の任期で務めるグエン・フー・マック牧師によると、今回の総会全体会議において、同聖会は2013~17年までの任期を総括し、活動憲章を修正し、新しい段階での活動方針を提案し、2017~21年任期の理事会を選出する。
 各級政権によって有利な条件が作られ、信徒・聖職者が団結していたことにより、2013~17年の期間中に、聖会は12000人にのぼる信徒と140以上のグループに成長し、新たに下部聖会6つが公認された。また、54人の牧師を叙任し、在職牧師の職名を公認し、141人に布教し、14の下部聖会に14人の責任者を任命した。
 特に、聖会は、社会の安全・安心を保障し、居住区における新生活を建設する工作に積極的に参加し、貧困撲滅や「ベトナム人はベトナム製品を優先して使う」取り組みに参加している。
 また聖会は、中央血液学研究所において人道的な献血に参加し、山間部各省の子どもたちに8500人分ものクリスマスプレゼントを贈り、ターイグエン省に16本のコンクリート道路をつくるために土地・経費・1300日分の労働を提供した。
 これらの活動は「キリストを敬い、人を愛す」というモットーに従った宗教生活の具体的な表れであり、「福音と共に生き、キリストに仕え、祖国と民族に奉仕する」という進歩的布教方針を実現した結果である。
 開会式での発表において、政府宗教委員会常任副委員長のブイ・タイン・ハー氏は、聖会の善意・人道・慈悲・博愛の諸活動を高く評価し、今後も総会の理事会と聖会の聖職者が引き続き模範となり、信徒をさらに多くの意義のある活動に導き、日増しに富強となる国の建設に貢献することを期待した。
 ブイ・タイン・ハー氏は、党・国家の宗教政策が、人民の信仰・宗教の自由を尊重し保証するという点で常に一貫しているとした。また、国家は祖国・人民の利益につながる進歩的宗教活動を奨励し、民族の大団結を破壊するために信仰・宗教を利用する全ての行為を厳禁するとした。
 国家は宗教の和合を重視し、宗教を和合させ、その和合を促進している。各宗教組織は法の下で平等である。このことは、2018年1月1日より発効する信仰宗教法に明記されている。
 政府宗教委員会副委員長は、全体会議を通し、ベトナム福音聖会(北部)が、民族と共に歩む布教方針を継承し、過去に達成した成果を継承し、民族全体の大団結の中の積極的で模範的な一部となるために、より有利な条件を整えていくことを期待した。
 全体会議は10月19日まで続く。開幕式の直後、聖会は「互いにかばい助け合う」相互扶助の精神をもって聖職者・信徒に働きかけ、先頃の台風・洪水に被災した同胞の支援カンパをおこなった。

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( 翻訳者:窪田真人 )
( 記事ID:3835 )