グエン・スアン・フック首相は10月４日午後、政府本部で、インドのス二ル・ランバ軍参謀長兼海軍司令官と会見した。
　フック首相は、インドの軍参謀長兼海軍司令官の訪問を高く評価し、訪問は両国民族間の良好な伝統的友好関係を具体的に象徴するものであり、両国軍隊の友好、協力、信頼、そして相互理解に貢献するものだと述べた。
　フック首相は、越印間の全面的戦略的パートナーシップ関係という共通の背景の中で、両国の国防協力関係は良好に発展してきたと評価した。
　また、両国軍指導者間の会談結果を歓迎し、特に経済・貿易・投資の分野における、これまでのインドとの多方面における協力を高く評価した。さらに、越印関係は、両国の経済発展や国際社会における地位の向上にとって強力な梃となり、効果的にサポートしてきたし、今後もしていくだろうと述べた。
　フック首相は、越印関係は必ずや、両国の指導者と人民の努力と高度の合意、そして、何十年にもわたって築かれてきた土台によって、今後もあらゆる分野で新たな発展をし、両国人民の共通の利益と願いに合致し、地域の平和、安定、協力、そして発展の維持にも積極的に貢献するものと確信していると述べた。
　フック首相は、ベトナムはインドの「東方行動」（Act East）政策を支持していると確認し、「ベトナムは、ASEANの積極的な一員として、インドの親しい友人として、そしてASEAN－インド関係の調整国として、引き続き、ASEAN－インド間の戦略的パートナーシップ関係の継続的な推進と強化に貢献するために最大限努力する。ベトナムは、インドが東アジア協力への参加を強化することを支持しており、インドの拡大国連安全保障理事会の常任理事国入りを支持している」と確認した。
　フック首相は、長期の伝統的で緊密な両国関係を強調するとともに、両国軍隊間の関係が良好、協力的、そして相互共有的に発展していると評価した。
　さらに、国防分野におけるこれまでのインドのベトナムに対する協力と支援に感謝するとともに、ASEANとインドの協力を歓迎すると述べた。また、インドとの経済、貿易、投資関係を推進したいとの期待を表明し、インドの投資家によるベトナムでの投資やビジネスがますます増えることを希望した。
　スニル・ランバ・インド軍参謀長は、フック首相が代表団の応接に時間を割いてくれたことに感謝するとともに、ベトナムを訪問でき光栄だと述べた。参謀長は、両国は長期にわたる伝統的な友好協力関係を有し、国防協力関係においても良好に発展していると評価した。また、インドは常にベトナムとの友好を尊重しており、ASEAN内で最大の友人だとみなしていると述べた。
　スニル・ランバ参謀長は、両国軍隊間の協力関係はこれまで常に強化されてきたと確認し、インドは今後もベトナムとの多方面における協力関係を促進し続けていくと述べた。

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（ 翻訳者:森葵 ）
（ 記事ID:3885 )