教育訓練省は教科書以外を教えるのを禁止したのではなく、それは「情報の表現が誤解を招いたこと」である。これは、10月17日午後にメディアに対して送付した文書の中での、同省中等教育局副局長のグエン・スアン・タイン氏の声明だ。
　これに先立ち、教育訓練省は2017年度から2018年度の能力開発方針に則って現行の教育課程を指導するために、文書4612/BGDĐ-GDTrHを直轄の教育組織や学校局（国防省）に通達した。
　その文章中で、教育訓練省はこう明記している。「絶対に教科書以外の内容を教えないこと」
　教育訓練省のこの通達には、非合理的だという数多くの意見が上がった。
　教育訓練省が「明らかにすべく再び言及する」ために本日午後に各メディアに送付した文書の中で、グエン・スアン・タイン氏は、文書4612/BGDĐ-GDTrHで同省は以下のように指導していると述べた。「現行教科書の指導内容検討や、現行の普通教育課程の技能・知識に関し、必要を超えた教育の内容の簡素化を続ける；各科目や教育活動の間の内容の重複を避けるよう調整する；旧く遅れた情報に代わる適切な新しい情報に更新する；現行の普通教育課程の知識・技能に関し、必要を越えている教科書の内容・問題・質問は教えない；絶対に教科書以外の内容を教えない」
　タイン氏によると、教科書の教育課程の目標の具体化のため、上記文書の最後の意図は現行普通教育課程の知識・技能に関し、必要を越えて教えないこと、という要求を強調することにある。
　「教育訓練省は以下のようにも要求している。『旧く遅れた情報に代わる適切な新しい情報に更新する』、つまり、教師がただ教科書中の資料だけ用いて教えるよう制限してはいない。しかし上記のような表現は、教育訓練省が、教師が教える際に教科書の使用のみ許可した、という誤解を引き起こした。これは教育訓練省の教育の精神と合致しない」とタイン氏はこう説明した。
　彼は、間もなく実現化される研修の課程で、教育訓練省は自身の教育方針に則って、各学校・教師・生徒が同省の指導精神に正しく従うよう、この事についてより具体的に指導を行う予定であるとも述べた。

関連記事：[教育省：“絶対に教科書以外の内容を教えないこと”] (https://www.vietnamplus.vn/bo-giao-duc-tuyet-doi-khong-day-nhung-noi-dung-ngoai-sach-giao-khoa/471031.vnp)

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（ 翻訳者:尾崎菜南 ）
（ 記事ID:3890 )