日本の地方企業、ベトナム市場に大いに関心
2017年10月15日付 VietnamPlus 紙
グエン・クオック・クオン大使(左)と鈴木・三重県知事(右)
グエン・クオック・クオン大使(左)と鈴木・三重県知事(右)

 ベトナム通信社日本特派員によると、ベトナムと日本の各地方との間の関係促進の枠組みの中で、日本駐在ベトナム大使館のグエン・クオック・クオン大使は三重県と滋賀県を同2県の知事の招待を受けて10月11日から13日の日程で訪れた。
 三重県において、大使は、鈴木知事や、四日市市及び松坂市のそれぞれの市長、県の商工会議所の幹部、企業の代表者と会い、意見交換した。
 この訪問を機に、三重県もベトナムについての2つのシンポジウムを開き、地方の、200を超える企業と住民が出席した。
 鈴木知事は、三重とベトナムの関係は今までとても急速に発展しており、特にグエン・スアン・フック首相が2016年5月に開催されたG7主要国首脳会議の拡大会合に参加するために日本を訪れた際に三重県を訪問してから発展したと述べた。
 最近県が行った企業5,000社の調査の結果から、中国市場やタイ市場を超えて、ベトナム市場に対して県の企業が最も大きい関心を向けていることが分かった。
 まさにこのため、知事は、県の様々な分野の企業90社からなる団を率いて、APEC首脳会議をベトナムが成功裏に開催した直後の11月に、ベトナムへの2度目の訪問をする決断をした。投資や生産・経営・観光協力についてのチャンスを探るためである。
 グエン・クオック・クオン大使は近日ベトナムを訪れる知事と県の各企業を歓迎し、訪問が多くの結果を残すように積極的に支援すると約束した。
 県最大の港湾都市、四日市市を訪れた大使は、四日市市がベトナムを支援するよう、要請した。特に環境に関する処理の分野における技術移転や人材育成について支援するよう要請した。
 四日市市は、多くの生産工場のある都市で、今から40-50年前に環境問題に直面し、人々の健康に重大な影響を与え、日本で一番喘息患者数が多くなった。しかし、その後環境関して高い基準を適用させ、科学技術を向上させることで、四日市市は今では、環境問題を見事に解決している。
 森智広市長はベトナムと技術を共有・移転し、人材育成を援助することに快く同意した。

 滋賀県を訪問したベトナム大使は、三日月大造知事や池永肇恵副知事そして、工業、農業、観光の各部署の幹部と会見した。
 大使はまた、ベトナムの状況と社会経済発展政策についての最新の内容を説明し、ベトナムでの新しい協力・投資のチャンスについて県の企業と意見交換を行った。
 三日月知事は、滋賀県はベトナムとの協力をとても重視しており、ホーチミン市と各協力に関する合意書を既に締結しており、まもなくクアンニン省とも締結する予定だと伝えた。
 グエン・クオック・クオン大使は、滋賀県の有名ないくつかの観光景勝地やハイレベルの組合農場モデルを訪問したほか、工場を訪れ、ベトナム人実習生と会い、意見交換した。

参考記事:「日本の中小企業のベトナムへの投資を奨励」
https://www.vietnamplus.vn/khuyen-khich-doanh-nghiep-vua-va-nho-nhat-ban-dau-tu-tai-viet-nam/469274.vnp

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( 翻訳者:海野靖恵、山下萌佳 )
( 記事ID:3892 )