ベトナム、投資家に空港インフラ建設への参加を呼びかける
2017年10月25日付 VietnamPlus 紙
チューリッヒ空港会社の最高財務責任者ルーカス・ブルージ氏と会談するヴオン・ディン・フエ副首相(右)
チューリッヒ空港会社の最高財務責任者ルーカス・ブルージ氏と会談するヴオン・ディン・フエ副首相(右)

 ヴオン・ディン・フエ副首相は10月25日午後、チューリッヒ空港株式会社の代表団と会見し、チューリッヒ空港会社が早々にベトナムを訪れ、投資協力の機会を調査、模索していることを歓迎するとともに、ベトナムの関係機関に対し、チューリッヒ空港会社に対する今後の支援、調整を指導していくと述べた。
 これより先、2017年9月のヴオン・ディン・フエ副首相のスイス訪問の際、チューリッヒ空港会社の幹部らは、ベトナム政府や関係省庁の幹部と接触し、同空港会社の活動分野と関連する情報を収集した。
 チューリッヒ空港会社の最高財務責任者であるルーカス・ブルージ氏は、今回のベトナム視察訪問は、ベトナムにおける空港の建設・開発計画を把握するとともに、ロンタイン国際空港を初め、現在進行中の空港建設プロジェクトの視察が目的だと述べた。
 また、チューリッヒ空港会社は、空港建設工事に関する人材養成、管理や実施に関する経験や技術の移転などで、ベトナムとの協力機会への希望を表明した。
 ヴオン・ディン・フエ副首相によると、ベトナムの航空市場は、これまで飛躍的な成長速度を記録し、今後20年(2015~2035年)で、中国、インド、インドネシアに次いで、世界でも最高レベルの航空旅客量を誇る5市場に入るという。しかし、そうした発展は、ベトナムにおける現在の空港インフラの整備システムに大きな圧力を引き起こすことになるという。
 フエ副首相は、ベトナム政府は、国内外の投資家がベトナムの空港インフラ建設への投資に参加することを期待していると述べた。
 ロンタイン国際空港建設プロジェクトに加え、フエ副首相は、ヴァンドン空港、チューライ空港、ラオカイ空港など、その他の空港整備プロジェクトを紹介し、チューリッヒ空港会社の投資協力を求めた。
 フエ副首相は、チューリッヒ空港会社による、空港周辺のインフラ整備や関連施設の建設などへの投資の可能性の研究、検討の提案に同意した。

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( 翻訳者:阿部静香 )
( 記事ID:3913 )