日本企業、ビンズオン省に52億米ドル余りを投資
2017年10月25日付 VietnamPlus 紙
会合でスピーチするビンズオン省人民委員会のチャン・タイン・リエム副委員長(写真:ハーイ・アウ/ベトナム通信社)
ビンズオン省計画投資局のグエン・タイン・チュック局長は、10月25日午前、同省人民委員会が投資を行う日本企業と会合を持ったことを明らかにした。
グエン・タイン・チュック局長によれば、外国からの投資の中で、日本はベトナムに対して二番目に多くの直接投資を行っている国であり、3523件のプロジェクトに対して総額461億米ドルを投資しているという。
ビンズオン省のみに限定すれば、日本企業は249件のプロジェクトに対して登録ベースで総額52億米ドル以上の投資を行っており、ビンズオン省に投資する各国の中でも二番目の規模であり、投資額全体の18.7%を占める。
この中には、日本企業がビンズオン省で投資した大きなプロジェクトが数多く含まれている。例えば、登録ベースの投資総額が12億ドルの、ビンズオン省工業・サービス・都市複合区における日本の東急グループによるビンズオン東急都市区不動産経営プロジェクトや、株式会社サンエスによる、投資総額4億5000万ドルの、ベトナム・シンガポール第一工業団地[Vsip1]における、ワンダフル・サイゴン・エレクトリック有限責任会社の電子部品設備生産プロジェクトである。
河上淳一在ホーチミン日本国総領事は、ビンズオン省は、現在、日本企業の投資をかなり誘致しているベトナムの地方の一つだと述べた。
日本の多くの企業や企業グループが投資先としてビンズオン省を選択し続けることは国外からの投資を誘致することにおいて良い兆候である。
河上総領事は、これはビンズオン省の投資環境が日本企業や外国企業全般にとって常に投資先として魅力的であることを示すもので、特に多くの日本企業はビンズオン省におけるインフラ構築分野に焦点を置いていると述べた。
ビンズオン省人民委員会によれば、同省では62を超える国と地域からの各投資家の3009件ものFDI(外国直接投資)プロジェクトを既に認可し、投資総額は登録ベースで279億3000万米ドルにも上る。
ビンズオン省は国内で、外国からの直接投資総額の9.4%を占めており、ホーチミン市に次いで国内第2位の規模である。注目すべき点は、同省の投資環境が日々改善されており、持続可能な状態になる目標を目指していることである。
また同時に、同省で、電気、電子、機械、製薬、化学薬品、貿易、サービスなど投資を優先的に誘致している強みがある分野は、引き続き多くの投資家の注目を集めている。ビンズオン省への投資の機会をうかがう外国企業は前年度よりも増加し続けている。
過去10か月間のビンズオン省への外国企業の投資誘致の結果を踏まえ、同省ではこれからも積極的な改革を進めていく。過去10か月間の総投資額は、登録ベースで21億7000万米ドルで年間計画を55%上回り、前年度同期比131%である。
[訳者注:ビンズオン省:ベトナム南部、ホーチミン市の北方に位置する省、将来的には中央直轄市への格上げが予定されており近年発展が著しい]
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( 翻訳者:阿部克哉、一橋弘人 )
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