FPT大学、ビットコインによる二つの方法で学費を徴収へ
2017年10月27日付 VietnamPlus 紙
FPT大学
本日夕方、報道各社に発表された情報によると、10月27日、FPT大学理事長のレ・チュオン・トゥン氏は、学生が仮想通貨「ビットコイン」で学費を納める二つの方法を発表した。
一つ目の方法として、外国人学生であれば、ビットコインをベトナムの流通通貨に替えて学費を納めることができる。
二つ目の方法として、FPT大学が開設することになっているビットコインの口座に、学生がビットコインを納入すると、大学側がそのビットコインの額に合わせ、奨学金の給付という形で通貨の変換をする。
ビットコイン通貨がベトナムではいまだ法律によって裏付けられたものでないことから、トゥン氏は、大学の実験的取組は、小規模で行うだけのものである、と述べた。実際には現在FPT大学で勉強する外国人学生は100名ほどで、全学生の1%にしか満たないからである。
「一方、正式に実現に移すことはまだできないでしょう。というのも、法律が定める多くの要素に従わなければならず、またビットコインを普通の通貨のように取引で使用するためには、確固とした十分な技術基盤と工業基盤が必要であるからです」とトゥン氏は述べた。
FPT大学理事長によれば、大学側は、学生の学費納入を助けることを狙いとし、大学に学費納入をする一つの手段として外国人学生にビットコインの使用を認める方法で実験したいと望んでいる。
「この仕組みがあれば、外国人学生にとっては便利になるでしょう。一部の国では、外貨に関する財政管理が非常に厳しいので、学生たちにとって学費の納入は大きな支障となっています。大学側も、研究目的のための手段としてビットコインを使用したいと希望しています」とトゥン氏は述べた。
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( 翻訳者:吉野珠子 )
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