11月２日午前、［ベトナム北部の］タイグエン市にて、タイグエン省人民委員会及び商工省貿易促進局は共に協力して2017年北米茶会議主催「金賞茶」品評会で受賞したことを発表し、高級茶のブランドを構築する経験を分かち合った。
　商工省貿易促進局の代表者の発表によれば、2017年北米茶会議主催「金賞茶」品評会は、全米茶協会とカナダ茶協会により、2017年８月からアメリカのアリゾナ州にて開催され、アルゼンチン、インド、日本、ケニア、マラウィ、ルワンダ、そしてベトナムといった国々の製茶・茶輸出会社が参加したという。
　今年の大会では、スイス連邦経済省経済事務局（SECO）の財務支援を受けた「地方の貿易促進システムを通したベトナムの中小企業のための輸出競争力向上」プログラム委員会や貿易促進局、タイグエン省商工局、国際コンサルティングチームが、ホアンビン・タンクオン製茶株式会社（タイグエン）の天然緑茶「ディン・ヴオン・ファーム」が品評会に参加するためのサンプル茶出品を支援した。
　世界の製茶大国各国の特徴ある茶を飛び越えて、ホアンビン・タンクオン製茶会社の「ディン・ヴオン・ファーム」茶は優れており、品評会で特別賞（最高金賞）を受賞した。タイグエンの茶にだけではなくベトナムの茶部門全体にも栄誉をもたらした。
　ホアンビン・タンクオン製茶株式会社のドー・ティ・ドゥク・リー社長は、「ディン・ヴオン・ファーム」茶は、天然緑茶、天然の蓮の花の香りの茶、ザボンの花の香りの茶、モクセイの花の香りの茶、ギンコウボクの花の香りの茶の５種類の茶からなっている、と説明した。
　この特別な茶葉は茶の新芽のみを使用しており、日の出前に摘まれ、収穫後直ちに処理されることで茶の発酵を抑えられている。
　平鍋にかける火の強さのチェックから茶を揉む作業まで、茶を炒る工程はすべて手作業である。職人が、茶葉に適切な温度を正確に感じ取るために、手で行う。茶芽は、加工後、細長くパラパラになる。茶を入れると、澄んでさわやかな緑色になり、味は渋いが苦くなく、深く豊かな甘さがある。
　設立からこれまで15年以上にわたる発展の中で、ホアンビン・タンクオン製茶会社は、タイグエン省の有名なタンクオン茶生産地域にVietGAP基準［訳者注：VietGAP/Vietnam Good Agricultural Practice：農業農村開発省が定めた農業生産管理基準］に基づいた原料栽培地を構築することができた。
　この会社の茶製品は、「高品質なベトナム製品」として認められている、代表的な農業製品で、輸出されており、イギリス、フランス、独、ロシア、中国など各国で広く消費されている。
　受賞を発表するセレモニーで、タイグエン省人民委員会は、ホアンビン・タンクオン製茶株式会社に表彰状と賞品を贈呈した。同時に、貿易促進局や外国のコンサルタントと連携して、アメリカ市場向けのベトナムの商品開発・高級茶ブランド開発に関して得られた教訓や、北米市場におけるベトナムの高級茶の新たなイメージ構築におけるチャンスと試練、世界の茶市場の傾向などについて、タイグエン省で茶の生産・加工を行う企業と、経験に関する意見交換を行った。
　これより以前には、ハータイ・タイグエン製茶会社のトムノン茶（“Green Tea”, “Extra Special”）が2016年にこの品評会で銀賞を受賞している。

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https://www.vietnamplus.vn/dau-tu-hon-220-ty-dong-phat-trien-thuong-hieu-che-thai-nguyen/429818.vnp

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（ 翻訳者:一橋弘人 ）
（ 記事ID:3969 )